「夜のピクニック」 感想2011/06/15 19:11

夜のピクニック(2006年9月、松竹・ムービーアイ)- 主演・甲田貴子 役

 あらすじは、題名のリンク先に譲ります。
 原作は未読でこの映画を観ました。
 映画の中で出てきた台詞、「あいつには足りないんだよ。青春のゆらぎっつーか、きらめきっつーか、若さの陰みたいなの。臭くて、惨めで、恥ずかしくて、みっともないもの。そうだよ、愛だよ、愛。」。この台詞、最高って思いました。

 多部ちゃん、やっぱり笑顔がいいです(o^^o)。

 過ぎた時間は後戻りができない。

 自分の高校時代「勿体ない過ごし方をしたかもしれないなぁ。」と思ってしまいました。中学から今に至るまで、人間関係を築くことが下手で、感情のコントロールも下手で、自己嫌悪ばっかり。それでも、どんなに自己嫌悪で生きているのがつらく感じられても、周りと意思疎通を図る。人は1人では生きられない。そして、誰も自分の代わりになれない。そんなことを考えさせられました。

 過去は決して再度経験することはなく、”今しかない時間ってすごい”と思いました。

 この映画の中の皆は、とても一生懸命で、精一杯生きているって感じが出ていました。映画の最初は少しつかみが弱かったけど、後半一気にグッときました。
 確かに物語の起伏は弱い。だから、映画にするのはとても難しかったのではないかと思いました。派手なアクションも、びっくりするような華やかな画面が出てくるわけでもない。ただ、淡々と歩く。好き嫌いは分かれると思います。でも、私は映画として、そして多部ちゃんのキャストで観れて良かったです。

 追記:遊佐美和子役の西原亜希ちゃん、「花より男子」の後も似たような役してるなぁと思っちゃいました。

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