TVドラマ「スマイル」脚本家「宅間孝行」2011/07/02 20:45

 宅間孝行さんは、2009年4月17日~放映のドラマ「スマイル」の第1話から第9話までの脚本を担当した方です。

 最後の2話、篠崎絵里子さんに交代しました。一人の脚本家が全話を担当する事を前提にスタートしたドラマとしては、これは極めて異例の事だそうです。
 視聴率が低迷したため(低いときで7.1%)に、脚本の内容の変更を求められた宅間孝行が、「内容を変更したら自分の作品ではなくなる」と言い、自ら降板したためだそうです。宅間孝行さんが構想していた最終回は、実際に放送された物とは正反対の内容だったと言そうです。

 今日、朝日新聞でこの宅間さんの考えていたことと繋がる記事が出ていたので書き留めます。

**** 朝日新聞 be より(紀伊国屋書店 市橋さんのコメント) ****
 小説「阿Q正伝・狂人日記」で日雇い仕事をして生計を立てている男は、家もなく、容姿も醜いため、いつも村人から馬鹿にされていた。だが、自尊心が強く、どんなにののしられ、なぐられても、「常に自分が勝利している」と考える独自の思考を持つ男。この男が、最後は無実の罪を着せられ、銃殺刑にされる姿を、現代社会に投影して読める。

 「底辺に生きるものへの冷ややかな視線は、時代や場所が変わっても再生産されるものだと感じた」(市橋さん)
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 これを読んだとき、脚本家宅間さんが書きたかったもの、言いたかったものが分かった気がしました。主人公が偏見などにより、無実の罪を着せる冷たい部分を持った社会。彼は依然として変わらないこの社会に怒り、この脚本を書いたんだと思います。もしかしたら、彼の周辺でこういうことが起きたのかもしれない。彼の本で最後まで見たかったです。
 ただ、ああいう松本潤くん、見たいファンはいないと思います。放映時間を深夜枠にして、イケメンさんじゃない人でやったら結果は違ったと思います。かっこいい人は、容姿を生かした役で見たい人が多いと思いますから。
 ヘビーそうなあらすじだったので、見なかったんですが、このドラマに出ていた小栗くんが「林誠司役、すっげえおもしろかった。」とインタビューで言っていたので見ました。確かに見るのはつらい内容でしたが、脚本家さんの心意気感じられてよかったです。

「宇宙兄弟」クランクアップ、「荒川UB」も・・・2011/07/08 22:19

小栗君、7/3に映画「宇宙兄弟」、無事クランクアップしたようですd(^-^)。

2012年春公開予定
<キャスト> 南波六太:小栗旬
南波日々人:岡田将生
伊東せりか:麻生久美子
星加正:堤真一
真壁ケンジ:井上芳雄
六太やせりかと共に宇宙飛行士を目指すメンバーに、新井浩文、濱田岳、塩見三省


ドラマ「荒川アンダー ザ ブリッジ」のエピソード0の放映日も決まりました。
<放送スケジュール>
TBS 7月19日(火)24:55~
MBS 7月23日(土)24:30~

<キャスト>
市ノ宮行(通称・リク):林遣都
ニノ:桐谷美玲
村長:小栗旬
星:山田孝之
シスター:城田優 などなど人気俳優さんがずらり・・・。


どっちも、すごいキャストだと思う。仕上がりが良いことを期待します。
今日、小栗君のインタビューが載っている「演劇ぶっく」が届きました。写真の様子だと、宇宙兄弟の六太の感じ。10月に見に行く舞台「髑髏城の七人」の様子が読めるかと思って買いました(^.^)。
後日感想アップします。

映画「トイレット」 感想2011/07/16 21:00

 たまたま見た映画の番宣でおもしろそうだったので、見ました。
 結論、とても静かで、あったかい映画でした。日本映画ながら、全編英語、でも、まったく違和感なし。
 もたいさんが、英語が話せない設定とはいえ、通じなくても少しは日本語で意思表示するシーンは欲しかった気がしましたけど。特にエアギターのテレビチャンネルをリサが変えようとしたときに、手でのみ止めたのは少し物足りなかった。口数の少ない昔ながらのおばあちゃんという設定だったからなんでしょうね。

 例によって、うまく表現できないので、ほかのHPを参照。

CAST
レイ:Alex House
リサ:Tatiana Maslany
モーリー:David Rendall
謎の女性:Sachi Parker
ばーちゃん:Masako Motai

***************[映画.com ニュースより]**************
 もたいまさこが、荻上直子監督の「トイレット」に出演。もたいにとって、荻上監督とのタッグは「めがね」「かもめ食堂」「バーバー吉野」に続き4度目。撮影から編集までカナダ・トロントで行われた同作で、もたいはナゾのばーちゃんに扮する。

 同作は、「人生は退屈の繰り返しに耐え忍ぶことだと思う」と信じてきた3兄妹が、母親の死をきっかけに、生前の母が日本から呼んだナゾのばーちゃんとの交流を通して閉じていた心のとびらを開いていくハートウォーミングな物語だ。

 荻上監督は、94年から6年間にわたり米ロサンゼルスに滞在し映画製作について学んだ。そんなとき、無性に映画を作りたいという気持ちにさせてくれたのが、「ウエルカム・ドールハウス」や「アメリカン・スプレンダー」といったインディペンデント映画だったという。それだけに、「それらは私の原点であり、いつか必ず北米で映画を作りたいとずっと願っていました。構想から約5年、昨年9月からトロントで撮影をした『トイレット』は、私がどうしてもどうしても作りたかった映画です」と熱のこもったコメントを寄せた。

 トイレから出ると必ずため息をつくばーちゃんを演じたもたいは、荻上監督がメガホンをとった過去3作品に出演しており、いわば欠かすことのできないパーツの一部。そんな風変わりなばーちゃんと交流を持つプラモデルオタクのレイ、引きこもりピアニストのモーリー、エアギターで自己表現しようとする大学生のリサの3人は、アレックス・ハウス、デビッド・レンドル、タチアナ・マズラニーがキャスティングされた。また、荻上監督の強い要望にこたえて「西の魔女が死んだ」のサチ・パーカーも出演している。

映画「BECK」 感想2011/07/17 20:00

 人気漫画の映画版。世の中的にはだいぶ評価の分かれたものらしいが、大分ベタだけど、私的には好きな映画でした。
 ここのHPを読むと、なるほど×2とうなずけるところが一杯。確かに、コユキの歌を無音または他の音をかぶせる編集はいただけなかった。原作者の意向だから、仕方ないでしょう。非凡なボーカリストが陳腐な歌い手では作品全体をウソっぽくしてしまうという考えからか、気持ちは分からないでもない。でも・・・、あの瞬間人それぞれに自分の好きな人の声を思いながら観ればいいのかもしれないけど、少し役者さんに失礼だと思った。
 この映画、何より佐藤健という俳優さんを知れたことがうれしい。
 こんなにいい佇まいの役者さん、若いのにすごいと思いました。バンドメンバー、皆楽器特訓して撮影に臨んだのが良く分かる。

 この後、彼の出演作品を見て驚いた。水嶋君も佐藤君も仮面ライダーやっていたなんて・・・。佐藤君なんて、10代でライダー役・・・。随分昔と違っているらしい。
 今、彼が昨年出演したドラマ「Q10」を観ています。おもしろい。そして、出演者に驚きました。久保君役に「夜ピク」に^出ていた池松壮亮。そして白石加代子さんまで。そして、「君に届け」に出ていた蓮佛美沙子も・・・。
 「Q10」の感想は後でまた載せたいです。

ドラマ「Q10/キュート」 感想2011/07/19 20:30

 とっても素敵なドラマでした。最近学園ものばっかり見てます。自分の学生生活が満足できるようなものではなかったせいだろうか。
 登場人物それぞれが、一生懸命生きて、悩んで、迷って、それがとっても良かった。

 Wikipediaにもあるとおり、複数の登場人物のストーリーがそれぞれ同時に展開していく群像劇。特に藤丘君のパートが、ドラマ全体を単なるメルヘンなお話に終わらせなかったポイントだと思いました。
 脚本家の木皿泉(共同ペンネーム)さんは「野ブタ。をプロデュース」後に”脚本執筆に当たって、「十代の人のために、真剣に、わかりやすく、媚びずに」ということを念頭においていたと語る。”とあるとおり、今回もその意図が汲み取れました。何回か繰り返し見たいドラマです。

 それにしても、佐藤健ってかっこいい俳優さんですねぇ。声もいい。まだ体が華奢だけど、これからどうなるか楽しみな俳優さんです。

舞台「金閣寺」 劇場情報2011/07/20 20:00

神奈川芸術劇場 金閣寺 参照

 日本文学の限りない可能性にチャレンジする。
 神奈川から世界へ向け、日本オリジナルの世界基準の舞台作品 その第一弾は三島由紀夫の「金閣寺」に決定!


 今を生きる私たちのあらたな舞台芸術のクリエーションのテーマとして、私たちは「日本」に焦点をあてました。その第一弾といたしまして、日本文学の金字塔である三島由紀夫の『金閣寺』の舞台化に挑みます。
 小説『金閣寺』は世界各国の言語に翻訳され、その文学世界は不動の存在となっております。そして、この『金閣寺』は何度か映画化が試みられております。その中のひとつとして1958年に巨匠市川菎監督に『炎上』というタイトルで発表されました。本作品は名優市川雷蔵(当時26歳)の初の現代劇出演ということも話題になりました。これは日本映画史における重要な作品のひとつとして、日本映画の代表として、いまなお世界中の人々に愛され続けています。

あなたにとっての「美」は何ですか?

 この小説は昭和二十五年七月二日に起こった金閣寺放火事件が素材となっています。三島由紀夫は、この事件を詳細に調べた上で、質の高い観念小説に昇華させました。主人公溝口がなぜ自分自身が「この世で最も美しいもの」として、信仰に近いまでの憧憬の念を抱いていたものに火を放ってしまったのか、そして戦中戦後という急速に変貌した環境と人々の価値観の変換の流れに取り残され、吃音という身体的なハンディキャップを抱えた主人公が、「生きていく」ための拠り所としていた「美」というもの。主人公溝口にとっての「金閣寺」は私たちそれぞれがその形、あるいは言葉を変えて心の奥底にあるものかもしれません。誰もが世俗的価値観から、隔ててくれる崇高なものを欲するならば、溝口にとってそれは、金閣寺だったのです。
 三島が描き出した、放火という犯罪を犯すまでに至るその心理描写は実にスリリングで且つ、内的表現として優れたものです。主人公を単なる犯罪者にせず、世間、社会の中で生きる繊細な男の葛藤を実に巧みに描いています。絶対に犯してはならない行為まで至らせてしまう彼にとっての「美」とは。そして、私たちの「美」とは何なのか。この世界の中で生きていくために必要なこととは。舞台版「金閣寺」は人間の魂の本質に深く迫ります。

スタッフ・キャスト
原作/三島由紀夫 原作翻案/セルジュ・ラモット 台本/伊藤ちひろ 
演出/宮本亜門
出演/森田剛、高岡蒼甫、大東俊介、中越典子、高橋長英、岡本麗、花王おさむ、大駱駝艦〈田村一行、湯山大一郎、若羽幸平、橋本まつり、小田直哉、加藤貴宏〉、岡田あがさ、三輪ひとみ、山川冬樹、瑳川哲朗

翻訳/常田景子 音楽/福岡ユタカ 振付/小野寺修二 美術/ボリス・クドゥルチカ 衣裳/前田文子 照明/沢田祐二 音響/山本浩一 映像デザイン/掛川康典 映像プラン/栗山聡之 ヘアメイク/川端富生 舞台監督/藤崎遊


上演時間:約3時間(休憩1回含む)

NY 旅行記 その12011/07/21 15:29

スーツケースを持っての移動のため、下記のHPを参考にしました。
 上野駅1
 上野駅2
 調べれば、ずいぶん楽に移動できることを今回実感。エレベータ、エスカレータが整備されていてありがたかったです。


 上野駅新幹線ホーム到着
   ↓ とき10両編成の新幹線、6両目あたりにエレベータあり(B4F)
 エレベータでB3Fに移動
   ↓ 通路を横切り、1Fまでのエレベータに乗り換え
 1F新幹線改札口到着、改札を出ます
   ↓ ”上野2”のHP最後の写真のように、Uターンするように方向転換
   ↓ ”3Fへ”とあるエレベータに乗ります
 ”上野2”の上から2番目の写真の一番左のエレベータが到着場所
「公園改札」方向へ移動し、2番線の山手線へ降りるエレベータに乗ります
   ↓ 日暮里駅へ移動
  日暮里駅ホームからエスカレータで1枚目の写真通路へ移動
今回は、出発まで時間があったので、京成本線快速特急を利用しました
 ”京成本線”乗換え口へ標識に沿って移動、京成本線はSUICAが使えたのでカードをかざして改札を通ると、”京成本線”方向へ移動
すぐにエスカレータ(昇り)があり、降りると写真2枚目のホームでした
   ↓ 成田空港第1ターミナルのある”成田空港駅”へ
 電車を降り、京成電鉄HPにもあるとおり、2つの改札を通ります
   ↓  出発フロア4Fへ向かいます
出発フロアは驚くほど閑散としていました。地震のせい?
 旅行会社のカウンターでeチケを受け取り、そのまま航空会社チェックインカウンターへ移動
 デルタは「セルフチェックイン機」がずらりと並んでいて、お客がチェックイン手続きをしている間に積載する荷物を職員がクレームタグをつけたりしていました
 しか~し、ここで問題発生!友人と私の指定された席NOが同じ!ダブルブッキング?!と一瞬あせりましたが、よかった、ちゃんと席は別にもうひとつありました。
 ただし、2人の席はとんでもなく離れていて、職員に交渉しても変更してもらえませんでした。

 昼食・両替を済ませ、搭乗手続きへ(列には修学旅行生徒思しきグループ、ボーイスカウトのグループ、多くの日本人と少数の外国人って感じ)
 手荷物検査後、友人が予約していた免税店(事前予約しておくと5%off)へ移動
 出発ウイングが北だったのに、お店は南、なぜか途中のMacdnaldがすごく混んでました。日本の空港って本当に豪華・・・。オランダのスキポール空港もきれいだったけど・・・。
 デルタ航空は多国籍の人種や病気で食事制限があるなどのケースに慣れているらしく、多くの特別機内食は出発の12時間前までにリクエストするといろいろな機内食が選べます。私はベジタリアンなので、ベジミールを旅行会社を通じてお願いしました。旅行会社職員には、搭乗口スタッフとキャビンアテンダント双方へベジミールを頼んでいることを告げるようメールをいただいていましたが、こちらから何も言わなくても、飛行機が安定運航してからキャビンアテンダントは特殊メニューの客それぞれに確認をとっていました。
 航空中の映画は、米国系企業らしく英語(字幕なし)・・・。画面も壁面利用のみで、前席シートにディスプレイがなく、友人はがっかりしていました。私はどうでも良かったけど。キャビンアテンダントはきびきびとしていて、リクエストにもすぐに気持ちよく対応していただき快適な移動時間でした。

JFK空港到着後は、 その2 へ  NYの地下鉄 バリアフリー状況

舞台「金閣寺」 in NY 直前インタビュー記事2011/07/21 20:00

演劇キック 参照

 今年1月の神奈川芸術劇場のこけら落し公演で、三島由紀夫の世界を斬新に表現したと評判が高かった舞台『金閣寺』が、7月21日から24日までニューヨーク公演を行なうことになった。

その渡米直前の会見が都内の稽古場で行なわれた。


 この『金閣寺』は、今年の1月から神奈川芸術劇場ほかで初演され、吃音の青年僧侶の鬱屈した金閣への憧れを、奥行きと身体感覚に満ちた世界で表現。主演の森田剛をはじめとする出演者の演技も高く評価された作品である。

 その結果、厳しい選考で知られる「リンカーンセンター・フェスティバル」での上演が決まり。「リンカーンセンター・フェスティバル 2011」に正式参加することになった。


 ニューヨークへの出発を数日後に控えた7月14日、演出家の宮本亜門、主演の森田剛、共演の高岡蒼甫、 大東俊介、中越典子、高橋長英、岡本麗、花王おさむ、山川冬樹、瑳川哲朗ほか出演者が一同に集まり、舞台ニューヨーク公演直前の気持ち、抱負などを語った。


 宮本「いよいよ1週間前になりました。ニューヨークのリンカーン・フェスでは、海外で初めてミュージカルの『太平洋序曲』を上演させてもらいました。それ以来、何かやればという主催側からの誘いはあったのですが、中村座さんや蜷川幸雄さんなども行かれて、僕は何をしたらいいんだと考えていたとき、この「金閣寺が浮かんだんですが、作品を見なければ呼ばないという状況がありまして、この神奈川芸術劇場での公演をスタッフが観に来てくれたことによって、今回の上演につながりました。ニューヨークには日本文学を愛して詳しく知っている方が多いというのは、あちらのジャパンソサエティで話しをさせていただいて感じたことです。鋭く厳しい目で観てくれるのではないかと、ドキドキワクワクしているところです。みんな緊張するのやめようね(笑)。とにかく今回のフェスはピーター・ブルックやRSCがくるので、相手にとっては不足ないので(笑)。このスタッフ、キャストで行けて本当に嬉しいです」

森田「緊張はすると思います。でも本当に貴重な経験だと思いますし、このチームで日本を回ったという強い気持ちがあるので、その気持ちを持って行ってきたいと思います。楽しんできたいと思います」

高岡「フェスということで、アメリカの目の肥えたお客さんたちを日本に連れて来るチャンスだと思うので、どれだけすごいか、こういう時期ですけど、日本人ってすげえんだぞというのを見せてきたい思ってます。あとはニューヨーク・ヤンキース・スタジアムで、ハンバーガーを食べたいなと(笑)。あとは緊張と不安を取り除いて、思いきって芝居を見せて来られたと思ってます」

大東「僕にとってすごく大事な作品で、作品自体の持ってる人間のエネルギーというか、舞台上でのエネルギーがすさまじいなと思ってるので、ぜひ海外の人にも観てもらいたいと思うし、日本の持ってるエネルギーを、ぜひ伝えたいと思ってます。あとは、金閣寺スニーカーを作ったんですけど、こういう場所で履こうねと、僕と森田さんと蒼甫さんと三人おそろで履こうと言っていたんですけど、今日、森田さんに伝えるの忘れてて、僕と蒼甫さんだけめちゃ浮いてるなと(笑)。ニューヨークでは三人でおそろで履こうと思ってます」

中越「とにかくニューヨークという土地を、舞台で踏ませていただくなんて思ってなかったし、これまでそんな現実があると思ってなくて、本当に光栄なことだと思っています。神奈川での公演をさらにバージョンアップして、三島世界、亜門さんの世界をリンカーンセンターの舞台で表現できることの喜びをかみしめてきたいと思います。さっきまで緊張してなかったのに、今、緊張してきました。この緊張をいいパワーに変えてがんばりたいです」

高橋「去年12月、その前からちょっと稽古してて、共演者スタッフの方々とああだこうだ言いながら作り上げて来た作品が海外に行けるというのがすごく嬉しいです。たぶんあちらでもすごく喜んでもらえると、そういう作品になってるんじゃないかと思っています」

岡本「私はメインランドに渡るのが初めてで、それが芝居の公演だというので、がんばらなくちゃと思います。このお芝居が大好きで、本番が始まって、森田くんをはじめ高岡くん大東くんたちがどんどん進化していくんです。それを本番中に袖で観ているのが楽しくで飽きなかったです。それと亜門さんの演出もなんですが、大駱駝艦のかたたち、山川さんたちが鳥肌が立つほどすごくて、これはニューヨークで絶対に喜ばれるぞと思ってます。厳しい目を持っているところですけど、やってやるぞと思ってます。自分に言い聞かせてます。私は溝口のいたらない母なんですけど、演技はいたらなくならないようにと思ってがんばります」

花王「森田剛くんをいじめる役でファンのかたに申し訳けないんですけど、ニューヨークではもっといじめたいと思ってます(笑)」

山川「僕も森田さんをいじめる役です。これは30何回公演したんですけど、毎回ある場所にある時間に必ず戻っていくような感覚があって、ですから今回もニューヨークに行くという感覚ではなくて、ニューヨークから金閣寺に人が来るというような感覚なんです。そんな気持ちでやりたいと思います」

瑳川「これまで文学と演劇はそんなに遠くなくて、近いものだと思っていたのですが、この『金閣寺』はその距離がどんどん離れて行く感覚を味わっております。文学の演劇化ということは大賛成なのですが、そのイマジネーションの表現に悩んで来たのがこの作品でした。そして森田くんたち青年三人が軽々と私が悩んでいるようなことを越えてしまう。あの時代と現代の距離を軽々と越えてしまう。その彼らの演技に劣等感を感じて、もっとしゃんとしろと言い聞かせておりました。今度のニューヨーク公演では三島通の方々も多いという事で何らかの飛躍をして、私の演じる金閣寺の道詮和尚というもののリアリティが作れれば、私にとっていい場所になると思います」

この公演は凱旋公演として1月27日~2月12日に赤坂ACTシアター、1月19日~22日に梅田芸術劇場メインホールで公演を予定している。

NY 旅行記 その22011/07/22 07:30

7/22 BrooklynのBlue Sky Bakeryで朝食(マフィンは5種類だった)
      ↓(地下鉄)
 昨日、オフオフの川島さんの言葉通り、朝からすごく暑い。記録的な暑さらしい。テレビのウェザーニュースは華氏だし、体感温度とかって表示するから本当は何度なのか良くわからない。
 バッテリーパークからスタッテン島行きの船に乗る(自由の女神を見たいという友人のリクエスト)が、朝食を食べ過ぎたのか、途中から吐き気をもよおし、とても女神どころではなかった・・・。船を下りるころには楽になっていた。
      ↓(バス&地下鉄)
 チェルシーマーケットでお土産用に”Fat Witch Bakery”を購入。ここの生鮮食品売り場、サラダバイキングがあったので、友人はこれでお昼を済ませた。私は、吐き気が回復したばかりなので、ここのグレープフルーツジュースがお昼。おいしかった。
      ↓(地下鉄)
 一旦ホテルにお買い物戦利品を置いて、コロンバスサークルのホールフーズマーケットへ(友人は、ここでエコバッグをお土産用に買いたかったらしいが、eco-bag→egg plant と誤解され、shopping bag だと分かって見せられたのがビニール素材でがっかりしていた)
 私は、各レジ前に並んだお客の列に驚き、さらに、レジがアナウンスで待っている人を順に呼んで会計をする様子にさらに驚いた。
 ここに入っていたsephoraでセール品のグロス($4)とお土産用にmakeup foreverのリップNO48($20)をお買い上げ。友人のリクエストは限りなく黒に近い赤の口紅。色は狙い通りだった様子。円高だったので、$24=1900円くらいだった。口紅は日本の半値。
      ↓(地下鉄)
 Avery Fisher Hallへ、本日と、翌日の観劇チケットを予約票を持って受け取りにいく
      ↓(地下鉄)
 再度ホテルに戻り、シャワーを浴び、観劇用に着替えてお出かけ
      ↓(徒歩)
 途中夕食を済ませ、Rose Theaterへ。 会場は、パンフレットなどの販売もなく随分あっさりとしていた
 舞台の感想は別記参照。会場は殺人的な寒さ。革ジャン、ホッカイロ、持参しておいて良かった。現地人ですら寒そうだった。
      ↓(徒歩)
 ホテルに歩いて帰った。道中、沢山の人がまだ活動中。ベビーカー押してる人とかもいて、子供に良くないのでは?と思ったほど。

舞台「金閣寺」 感想2011/07/22 20:00

22日 J-4、23日 N-111 と2日間連続で観劇。
劇場:Rose Theater in NY

 宮本さん演出の舞台、初めて観ました。例えて言うなら、宮本さんは音の人でした。蜷川さんは色の人かな。演出家次第で舞台はこうも異なるのかと思った。
 最高でした。三島さんの小説は通読した上で観劇しました。見終わった後で、日本人は「日本語、難しい~」、米国人は「ミステリアス」と言っていた。23日に隣に座った日本人夫婦、森田君のことを「剛ちゃん」と言っていた。身内だったのかな。「大東くんはモデルで背も高い。剛ちゃんは小さいからね。」と言っていた。
 23日観劇後、外でインタビューに応じている人がいた。評論家さんだったのかな。以下ネタバレ。

 舞台は教室風の壁面に5箇所(たぶん)の扉、中央付近に大きな黒板。テーブルと椅子が複数出ている。わりと現実的な美術。蜷川さんの抽象的な美術との差を感じた。
 8時開演の15分前、劇場が明るいうちから舞台に役者さんが出てきて観客席を見たり、役者さん同士で会話をしていたりしている。8時、まだお客さんが案内されているうちに時間とともに森田君が走り出てきて劇は始まった。
 原作の小説を俳優さんが交互に朗読するところからスタート。学校の先輩の刀、有為子に「ええ加減にしいや!」と怒られるシーン、有為子が殺されるところ、父が死に鹿苑寺の世話になり鶴川と出会うところ、柏木と出会うところ、最後の金閣寺炎上までを一気に駆け抜けた感じでした。森田君出ずっぱり。
 原作にとても忠実だったので、読んでおいてよかったと思った。一緒に行った友人は前情報を入れないタイプだったが、観劇後に「難しすぎてよくわからなかった。小説くらい読んでおけば良かった。」と言っていた。
 テーブルの使い方、ダンスを見るようなお寺の日常、宮本亜門ここにありって感じでした。舞台にいい意味でリズムが生まれていました。鬱屈とした溝口が出ずっぱりのため、観ている自分の身体は前傾姿勢になり、肩に力が入り、観終わった後の呆然とする感じはすごかった。俳優さんはみんな文句なしに良かった。22日より23日のほうが観客がリラックスしていた。金閣寺の映像とともにおりんの”チン”という音、あそこで笑いも起こっていたしね。
 ちなみに「ブラボー」の歓声があがったのは22日。両日ともにスタンディングオベーションで拍手を送る人は少数だった。観劇後は、余韻に浸りながら歩いてホテルに帰りました。

 大東俊介君がイケパラで小栗君の弟役をしていた人だと後で友人から聞きました。両日ともに花束を渡すファンの子がいたのはこの人のみ。人気あるらしい。確かにかっこ良かったもんね。でも、森田君がすごかった。IZOのときと同じ土佐弁、父母と訛り方が違っていて笑ったけど。ずっと鬱屈した役が続いているので、今度は違う人格を演じて新しい一面を見せてほしいです。
 アンコールで走り出てきた森田君はすでに溝口ではなかった。姿勢からして違っていたし。凱旋公演、見たいなぁ。どうしよう・・・。