NY 旅行記 その12011/07/21 15:29

スーツケースを持っての移動のため、下記のHPを参考にしました。
 上野駅1
 上野駅2
 調べれば、ずいぶん楽に移動できることを今回実感。エレベータ、エスカレータが整備されていてありがたかったです。


 上野駅新幹線ホーム到着
   ↓ とき10両編成の新幹線、6両目あたりにエレベータあり(B4F)
 エレベータでB3Fに移動
   ↓ 通路を横切り、1Fまでのエレベータに乗り換え
 1F新幹線改札口到着、改札を出ます
   ↓ ”上野2”のHP最後の写真のように、Uターンするように方向転換
   ↓ ”3Fへ”とあるエレベータに乗ります
 ”上野2”の上から2番目の写真の一番左のエレベータが到着場所
「公園改札」方向へ移動し、2番線の山手線へ降りるエレベータに乗ります
   ↓ 日暮里駅へ移動
  日暮里駅ホームからエスカレータで1枚目の写真通路へ移動
今回は、出発まで時間があったので、京成本線快速特急を利用しました
 ”京成本線”乗換え口へ標識に沿って移動、京成本線はSUICAが使えたのでカードをかざして改札を通ると、”京成本線”方向へ移動
すぐにエスカレータ(昇り)があり、降りると写真2枚目のホームでした
   ↓ 成田空港第1ターミナルのある”成田空港駅”へ
 電車を降り、京成電鉄HPにもあるとおり、2つの改札を通ります
   ↓  出発フロア4Fへ向かいます
出発フロアは驚くほど閑散としていました。地震のせい?
 旅行会社のカウンターでeチケを受け取り、そのまま航空会社チェックインカウンターへ移動
 デルタは「セルフチェックイン機」がずらりと並んでいて、お客がチェックイン手続きをしている間に積載する荷物を職員がクレームタグをつけたりしていました
 しか~し、ここで問題発生!友人と私の指定された席NOが同じ!ダブルブッキング?!と一瞬あせりましたが、よかった、ちゃんと席は別にもうひとつありました。
 ただし、2人の席はとんでもなく離れていて、職員に交渉しても変更してもらえませんでした。

 昼食・両替を済ませ、搭乗手続きへ(列には修学旅行生徒思しきグループ、ボーイスカウトのグループ、多くの日本人と少数の外国人って感じ)
 手荷物検査後、友人が予約していた免税店(事前予約しておくと5%off)へ移動
 出発ウイングが北だったのに、お店は南、なぜか途中のMacdnaldがすごく混んでました。日本の空港って本当に豪華・・・。オランダのスキポール空港もきれいだったけど・・・。
 デルタ航空は多国籍の人種や病気で食事制限があるなどのケースに慣れているらしく、多くの特別機内食は出発の12時間前までにリクエストするといろいろな機内食が選べます。私はベジタリアンなので、ベジミールを旅行会社を通じてお願いしました。旅行会社職員には、搭乗口スタッフとキャビンアテンダント双方へベジミールを頼んでいることを告げるようメールをいただいていましたが、こちらから何も言わなくても、飛行機が安定運航してからキャビンアテンダントは特殊メニューの客それぞれに確認をとっていました。
 航空中の映画は、米国系企業らしく英語(字幕なし)・・・。画面も壁面利用のみで、前席シートにディスプレイがなく、友人はがっかりしていました。私はどうでも良かったけど。キャビンアテンダントはきびきびとしていて、リクエストにもすぐに気持ちよく対応していただき快適な移動時間でした。

JFK空港到着後は、 その2 へ  NYの地下鉄 バリアフリー状況

舞台「金閣寺」 in NY 直前インタビュー記事2011/07/21 20:00

演劇キック 参照

 今年1月の神奈川芸術劇場のこけら落し公演で、三島由紀夫の世界を斬新に表現したと評判が高かった舞台『金閣寺』が、7月21日から24日までニューヨーク公演を行なうことになった。

その渡米直前の会見が都内の稽古場で行なわれた。


 この『金閣寺』は、今年の1月から神奈川芸術劇場ほかで初演され、吃音の青年僧侶の鬱屈した金閣への憧れを、奥行きと身体感覚に満ちた世界で表現。主演の森田剛をはじめとする出演者の演技も高く評価された作品である。

 その結果、厳しい選考で知られる「リンカーンセンター・フェスティバル」での上演が決まり。「リンカーンセンター・フェスティバル 2011」に正式参加することになった。


 ニューヨークへの出発を数日後に控えた7月14日、演出家の宮本亜門、主演の森田剛、共演の高岡蒼甫、 大東俊介、中越典子、高橋長英、岡本麗、花王おさむ、山川冬樹、瑳川哲朗ほか出演者が一同に集まり、舞台ニューヨーク公演直前の気持ち、抱負などを語った。


 宮本「いよいよ1週間前になりました。ニューヨークのリンカーン・フェスでは、海外で初めてミュージカルの『太平洋序曲』を上演させてもらいました。それ以来、何かやればという主催側からの誘いはあったのですが、中村座さんや蜷川幸雄さんなども行かれて、僕は何をしたらいいんだと考えていたとき、この「金閣寺が浮かんだんですが、作品を見なければ呼ばないという状況がありまして、この神奈川芸術劇場での公演をスタッフが観に来てくれたことによって、今回の上演につながりました。ニューヨークには日本文学を愛して詳しく知っている方が多いというのは、あちらのジャパンソサエティで話しをさせていただいて感じたことです。鋭く厳しい目で観てくれるのではないかと、ドキドキワクワクしているところです。みんな緊張するのやめようね(笑)。とにかく今回のフェスはピーター・ブルックやRSCがくるので、相手にとっては不足ないので(笑)。このスタッフ、キャストで行けて本当に嬉しいです」

森田「緊張はすると思います。でも本当に貴重な経験だと思いますし、このチームで日本を回ったという強い気持ちがあるので、その気持ちを持って行ってきたいと思います。楽しんできたいと思います」

高岡「フェスということで、アメリカの目の肥えたお客さんたちを日本に連れて来るチャンスだと思うので、どれだけすごいか、こういう時期ですけど、日本人ってすげえんだぞというのを見せてきたい思ってます。あとはニューヨーク・ヤンキース・スタジアムで、ハンバーガーを食べたいなと(笑)。あとは緊張と不安を取り除いて、思いきって芝居を見せて来られたと思ってます」

大東「僕にとってすごく大事な作品で、作品自体の持ってる人間のエネルギーというか、舞台上でのエネルギーがすさまじいなと思ってるので、ぜひ海外の人にも観てもらいたいと思うし、日本の持ってるエネルギーを、ぜひ伝えたいと思ってます。あとは、金閣寺スニーカーを作ったんですけど、こういう場所で履こうねと、僕と森田さんと蒼甫さんと三人おそろで履こうと言っていたんですけど、今日、森田さんに伝えるの忘れてて、僕と蒼甫さんだけめちゃ浮いてるなと(笑)。ニューヨークでは三人でおそろで履こうと思ってます」

中越「とにかくニューヨークという土地を、舞台で踏ませていただくなんて思ってなかったし、これまでそんな現実があると思ってなくて、本当に光栄なことだと思っています。神奈川での公演をさらにバージョンアップして、三島世界、亜門さんの世界をリンカーンセンターの舞台で表現できることの喜びをかみしめてきたいと思います。さっきまで緊張してなかったのに、今、緊張してきました。この緊張をいいパワーに変えてがんばりたいです」

高橋「去年12月、その前からちょっと稽古してて、共演者スタッフの方々とああだこうだ言いながら作り上げて来た作品が海外に行けるというのがすごく嬉しいです。たぶんあちらでもすごく喜んでもらえると、そういう作品になってるんじゃないかと思っています」

岡本「私はメインランドに渡るのが初めてで、それが芝居の公演だというので、がんばらなくちゃと思います。このお芝居が大好きで、本番が始まって、森田くんをはじめ高岡くん大東くんたちがどんどん進化していくんです。それを本番中に袖で観ているのが楽しくで飽きなかったです。それと亜門さんの演出もなんですが、大駱駝艦のかたたち、山川さんたちが鳥肌が立つほどすごくて、これはニューヨークで絶対に喜ばれるぞと思ってます。厳しい目を持っているところですけど、やってやるぞと思ってます。自分に言い聞かせてます。私は溝口のいたらない母なんですけど、演技はいたらなくならないようにと思ってがんばります」

花王「森田剛くんをいじめる役でファンのかたに申し訳けないんですけど、ニューヨークではもっといじめたいと思ってます(笑)」

山川「僕も森田さんをいじめる役です。これは30何回公演したんですけど、毎回ある場所にある時間に必ず戻っていくような感覚があって、ですから今回もニューヨークに行くという感覚ではなくて、ニューヨークから金閣寺に人が来るというような感覚なんです。そんな気持ちでやりたいと思います」

瑳川「これまで文学と演劇はそんなに遠くなくて、近いものだと思っていたのですが、この『金閣寺』はその距離がどんどん離れて行く感覚を味わっております。文学の演劇化ということは大賛成なのですが、そのイマジネーションの表現に悩んで来たのがこの作品でした。そして森田くんたち青年三人が軽々と私が悩んでいるようなことを越えてしまう。あの時代と現代の距離を軽々と越えてしまう。その彼らの演技に劣等感を感じて、もっとしゃんとしろと言い聞かせておりました。今度のニューヨーク公演では三島通の方々も多いという事で何らかの飛躍をして、私の演じる金閣寺の道詮和尚というもののリアリティが作れれば、私にとっていい場所になると思います」

この公演は凱旋公演として1月27日~2月12日に赤坂ACTシアター、1月19日~22日に梅田芸術劇場メインホールで公演を予定している。