舞台「金閣寺」 in NY 記事その22011/07/24 01:46

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最新情報宮本亜門、ニューヨークで「金閣寺」を語る


(掲載日時 2011年07月24日 01時46分)
 宮本亜門演出の「金閣寺(The Temple of The Golden Pavilion)」が、リンカーンセンター・フェスティバルで上演されている(7/21-7/24)。本作品は、海外でも知られる三島由紀夫の原作を舞台化したものだが、日本では神奈川芸術劇場のこけら落としで公演されている。

 一方、リンカーンセンター・フェスティバルは、世界中から演劇やダンスなど最高のパフォーミングアーツだけを集めて毎年夏に開催される、ニューヨークを代表する芸術祭である。亜門氏は2002年にも「太平洋序曲」で招待されたことがある。こちらは後にブロードウェイ公演(2004-05)となり、トニー賞の4部門にノミネートされた。
 亜門氏としては、「金閣寺」で久々のニューヨーク公演となるが、会場となるローズホールで3人の主演男優(森田剛、高岡蒼甫、大東俊介)と共に記者会見に応じた。

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 (スティーブン・)ソンドハイム作曲の「太平洋序曲」は、アメリカ人が日本という舞台設定で作った作品だったのですが、今度は(日本人である三島由紀夫の原作ということで)今までになかった「緊張」がありますね。歌舞伎、能という古典芸能のオブラートを被せない実験的なやり方で、三島の作品をこのキャストで上演することで、「現代の日本人」というものを見せたいんです。そしてニューヨークのアバンギャルドな人達に、ぜひフェスティバルで見て欲しい。今までの作品とは違う反応があると思っています。ニューヨークのブロードウェイ・スタイルとはまったく違う作品を、あえてこのキャストとスタッフでやりたかった。
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 本作では、主演3人の他に中越典子、高橋長英、岡本麗、瑳川哲朗などのトップ俳優の他、大駱駝艦、山川冬樹など個性的なパフォーマーが独特の亜門ワールドを繰り広げる。
では、亜門氏が見せたい「現代の日本人」とは何だろう。

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 海外に来ると、ニューヨークもそうだけど、皆さん日本の事をとてもよく知っているし、日本好きの人は沢山いらっしゃる。だけど、日本の文化や精神…日本人の“もがき”とか、そういうところはなかなか分かって貰えていないんですよね。それがいつも海外で仕事をしていて、フラストレーションが溜まるところ。三島由紀夫が「金閣寺」で描く青年の悩み、生き方…日本的な生きることについての想いとか、そういう「気持ちの奥」みたいなものをちゃんと伝えたいですね。それは同じ人間なんだから絶対伝わると思っています。
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 原作の「金閣寺」は1950年に実際に起こった「金閣寺放火事件」を題材にしている。戦中戦後を舞台にしたこの作品のどこが「現代の日本人」を理解させることに繋がるのだろうか?

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 今日本は、あの地震があって大きく変わり始めているのか、それとも変わらないのか。大きなパラダイムシフトに差しかかっている時期だと思っています。「金閣寺」の時代背景は戦中から戦後にかけてですが、京都が爆撃でやられるかもしれないという時に、主人公の溝口は「これが最後や、金閣燃えるんや」と。溝口は金閣寺が燃えることで自分が再生できると思ったんですね。僕はそこがたった今の日本と重なっているような気がしているんです。
今の若い人達も、もちろん僕もそう感じているけれど、「今の日本じゃない新たな日本に生まれ変わるのか?」、また「自分自身も新しく生まれ変われるのか?」、 原発も含めて大きな時代の変わり目に来ている(と感じているのではないかと)。それと溝口の悩みとか、彼がギリギリまで追い込まれていることとが重なっているような気がするんですよね。
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今まさに苦難と変化の渦中にある日本人の心が、三島由紀夫と宮本亜門という2人の日本人により伝えられることだろう。亜門氏はこう締めくくった。

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作品のテーマは「生きる」ということ。「それでも生きるのか」「どうやって生きるのか」というのが深いところにあるんです。今この時期にこの作品をニューヨークという街でやることで、世界中から集まった色々な方に見せられることが嬉しいです。

NY 旅行記 その42011/07/24 07:00

7/24 朝食を食べに Essa Bagel に行きました。オニオンベーグルにフィリングはサンドライドトマト。サラダとコーヒーをつけました。Bagel は硬く、もっちりとした感じ。話題として行ってみたけど、もう食べなくていいと思った。例によって、食後食べ過ぎのせい?吐き気に悩まされました。
      ↓(地下鉄)
 ホテルに戻り、出発の準備。チェックアウトは、部屋のテレビでできました。フロントにはカードを返すだけ。シャトルバスが迎えに来てくれるのをロビーで待ちました。

 9:30 シャトルバスに乗り、空港へ
  バスに乗ったのは、私たちが最初。その後回ったホテルを見る限り、やっぱりシェラトン ホテル&タワーズって豪華なホテルだったんだと実感。空港へ行く途中でマディソン・スクエア脇を通りました。「花男子」でつくしと花沢類がベンチに腰掛けて会話をするシーン。小さな公園でした。入国時と異なり、日曜日だったせいか、空港には1時間ほどで到着。
 バスを降りターミナルに入ると、すぐ1Fがチェックインカウンター。例によってセルフチェックイン機がずらり。職員が手続きしてくれ、手荷物を預けました。
 その後、すぐ近くの手荷物検査の列に並ぶ。アメリカは靴も手荷物と同じくX線検査に通すので、靴を脱いで検査ゲートをくぐる。1人の男性職員がパスポートと搭乗券を確認し、手荷物などを受け取って出国手続き終了。えっ、これだけ?というくらいあっという間だった。入国のときの2時間待ちは何だったんだという感じ。
 JFK空港は全くもって派手さがない施設。成田って本当に豪華な空港。時間をもてあまし、免税店でゴディバなどを買う。空港の両替レートはすごく悪い。見ると、1$=68円だった。
 搭乗ゲートを通り、飛行機に乗り込む通路でさっき買った免税品を受け取る。飛行機は快適だった。成田へも1時間早く到着した。
 日本に入国する人はごく僅か。ほとんどが乗換えだった。空港はガランとしていて、地震の影響が色濃く見えた。
 空港から東京駅に向かい、そこから新幹線に乗った。ほぼ行きと逆の順番。7/25 21:00くらいには家に到着。とっても充実した良い旅行だった。森田君の舞台が観れて本当に良かった。
 ニューヨークは本当に狭いところにぎゅっと色々なものを押し込めたおもちゃ箱のような印象。駅だって、東京駅のように大きく近代的なところはなかった。とってもこじんまりした印象。交通は地下鉄とバスを駆使して、かなり使い切った気がした。