特別展「ボストン美術館 日本美術の至宝」2012/04/14 12:00

 生憎のお天気だった。おかげで人は少なめだったので、ゆっくり見れました。まぁ、そのせいでお庭には入れなかったけど・・・
 いやぁ~、尾形光琳さんの「松島図屏風」と曽我蕭白さんの「商山四皓図屏風」が良かった。光琳さんのあの色は、印刷物ではとても表現できない鮮やかさ。蕭白さんのも、筆のカスレや微妙な部分はやはり印刷では表現することは無理。実物が観れて本当によかった。わざわざボストンに行かなくても観れるのだから、本当にありがたい。
 蕭白さんの「雲龍図」もよかったけれど、胴体部分の襖絵がもう二枚は間にあったと思われる。一体どんな胴体を描いていたのか。想像を膨らませるには良いが、作品としてみると欠品。やはり個人的には、満点とはいかなかった。

蕭白さんについて


 同日、サントリー美術館にも寄った。こちらは雪舟さんの「山水長巻」(国宝)目当てに行った。しかし、巻物なので縦尺は一尺くらいで、春夏秋冬を表したもので、大物を観た後だったのでイマひとつ迫力に欠けた。どちらかというと、唐物茶入と利休さんのお茶杓に目が止まりました。