映画「北のカナリア」 感想2012/11/10 10:50

@Tjoy長岡 最前列20番

 坂本監督と小百合さんの舞台挨拶付き
 席はA列を使用しなかったので、一番前でした。席ももっと上手かと思ったら思いのほか真ん中。しかも、おふたり上手から入場してこられたんです!!!
 映画を観るには辛い席だったけれど、お二人を見るには最高の席でした。

<インタビュー>
監督;子供たちは歌声だけのオーディションだったので、演技経験がない子供達ばかりだったんですけど、島国の子供っぽくて良かったと思っています。

監督:合唱は1人練習の必要な人がいて・・・。
アナ:それはどなたが。
監督:秘密です。(だって、カッチ・・・)

監督;最後の合唱シーン、スタート前に小百合さん、みんなに背を向けて(黒板に向かって)5分くらい20年分の気持ちを作ってたんですよ。
吉永:えっ、そんなに長くなかったと思います。三分くらい…。

監督:あの合唱シーンは、別に上手く歌うところを撮りたかったわけではなくて、涙でグッチャグチャになってても良かったんですよ。 僕は、泣いてましたから。

 映画そのものは、木村さんのカメラらしいなぁと思いながら観ました。
 お話的には、のぶちゃんと電話で話した時点ではる先生はまっすぐ彼のもとに行けたはずなのに、敢えて島を指定し、彼のもとへ向かうまでにすべての同級生の元を訪れるのは行動として変だとは思った。

※「月刊シナリオ」読んだら、大事な台詞を聞き漏らしていたことが判明。「もう一度、分校のみんなと歌いたかったなあ。」と彼が電話口で言ったから、はる先生は島を指定したんですね。そして、生徒たちに会いに行った。いやぁ、この台詞のあるナシで映画の辻褄がぴったりとはまったことに驚きました!生意気な感想書いてごめんなさいって感じです!

 冷静に考えたら「被疑者逃亡の補助」ととられかねない。のぶちゃんが自首した方が罪が軽くなるのに、敢えて逃走を指示、変だと思う。まあ、これは脚本の問題なので目を瞑ってしまえば全く問題なし。
 映画はそんな不自然さを吹っ飛ばしてしまうくらい良かった。観る前は「重い」と言われていたので覚悟していたのだけど、子供たちの歌声に救われた。もう、あの歌聴いただけで涙が出てきました。
 これは「のぶちゃんの映画」だった。生まれてからとても厳しい人生が続いて、やっと得られそうだった家族候補さえも失う。心の底から愛することができる人が出来た彼の喜びを思うと、後の展開が本当に辛い。森山くんが悲しい目を求めた訳が分かりました。これだけしんどい人生だと死んだ方がマシと思いたくもなるだろう。
 のぶちゃんが「生きなくちゃいけないのか。」と問うたとき、はる先生がしきりに彼の胸とかをさするところは、母親が子供にする仕草だなと思った。吉永さんは、どのシーンも「母」だった気がする。
 あ、でもトオルさんの崖のシーンはシリアスになれませんでした^^。「崖っぷち」とかおかしなこと言うから~。

コメント

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