舞台「五右衛門ロック ZIPANG PUNK」 感想22013/01/02 14:00

@東急オーブ 2階7列

【演出で変わったところを発見】
・「うさぎおわれし~ガマの果て~(略)夜鳴くセミの木の下で~」のところで、杉に張り付いている人形に小林小女が釘を叩く真似をするようになった
【ハプニング】
・「入道さんに食わすなら~」で詰まる春馬くん
・マローネ達が船で逃げようとした時、五右衛門、心九郎、シャルル、猫の目お銀と戦う。戦闘中、蹴り上げたシャルルの靴が客席にポーンと飛んだ。金色の物体が飛んだから何かと思った^^。
・麿さんが三成さんを連れて寝所へ向かうところで、五右衛門登場。不死のおにぎりを食さないことを確認し、五右衛門と春来尼が退場するところで麿さんが「小次郎・・・違った心九郎」と。
・アンコール3回目で古田さんが「あけおめ!てめえら2日っからこんなとこに来て、ありがとうございます!あと2・3日なら頑張れる。うん、あと2・3日なら。自分らまだ時間ある?ある?じゃ、もちょっと遊ぶ?」⇒ZIPANG PUNK 途中から春馬くんが歌った!!!オールスタンディング!!!たっのしかった~!
歌ってみんな引いた後、それでも拍手が収まらなくて、4回目のカーテンコール、古田さん退場時中指ぽんっ!でおしまい。

映画「髑髏城の七人」 感想2013/01/05 11:00

@新宿バルト

先行上映、行ってきました。
去年観たお舞台、席が下手端っこだったので見切れが結構あったので楽しみにしていました。
もうね、らんべさんの殺陣の美しさったらないな。以前の時より舞っている感じが少なくて格好良かったのがそのまま映像になってる。うん、あの白い衣装の立ち回りは永久保存だと思った。でも、彼の朱雀のお舞台だとイマイチなのよね、相手が映像だったりとかして・・・。
天魔王さま、顔芸がドアップで沢山使用されていたが、らんべさんとの立ち回りはもう少し編集なしのロングスパンで観たかった。結構アップに編集されていた気がした。何にせよ、全般的にはとっても良かったです。
あと、聖子さんがね、やっぽりお舞台そのままでとっても良かった。ほんと、ほかの人ではこうはならない。

個人的にはやっぱり舞台は生が良い。全体が見れるし。でも、生ものなので、記録は必要だなと思いました。DVDには是非、稽古シーンをいっぱい入れて欲しいものです。




舞台「音のいない世界で」 感想2013/01/05 17:00

@新国立劇場 小劇場

 1時間25分夢を見た。とてもとても静かな舞台だった。故に眠気とも戦わなくてはならなかったが(苦笑)。
松さん(セイ)と首藤さん夫婦が持っていた蓄音機が盗まれる。夫は音を追いかけ、妻は夫を追いかけた。音のしない自動ドア、鳴く声をなくした鳥たちと鳥を埋葬する人、羊笛をなくした羊飼い、カン国(管楽器)とゲン国(弦楽器)の戦。夫は音を探しに出たのに、何を探しに出たのかすら忘れてしまう。「何かわからないけど、とても大切なもの」を探し続ける夫。泥棒さんはなぜ音楽を盗んだのかは語られない。夫婦が蓄音機から音楽を再生しておわり。とても長塚さんらしい舞台だと思った。
 近藤さんや首藤さんがいるから、もっと動きのある舞台になるかと思ったら、あっさり裏切られた(笑)。とても大切なものを大事に大事に舞台にした感じでした。

日本経済新聞を見てびっくり。舞台のくるくる回る円盤はレコード(音)だったのか!!!

<アフタートーク>
この演目の発端(長)僕と首藤さんが飲んでいる時に、お店に蓄音機があって、これ音のない世界って面白いねって言っていた。丁度芸術監督の宮田さんにあったので、アイデアを話したらゴーサインが出たんです。

Q:近藤さんは、もっと動きたい!という衝動に駆られませんでしたか?
A:(近)今回、言葉という壁があったので、そちらに手こずりました。
(長)近藤さんと首藤さんがお祖父ちゃんお祖母ちゃんで出てくるシーンがあるんですけど、言葉が詰まるんです中々先に進まないんですよ。その間、松はずっと鞄持って待っていました。(稽古) で、さっき覗いてくれた俳優さんが言ってくれたんですけど、この二人は技術じゃなくて身体で言葉を発するので、それが凄い良かったって。僕や松も凄い刺激をうけました。

Q:題名が「音のいない世界」だし、近藤さんや首藤さんがいらっしゃったので台詞すらない音のない舞台なのではと思っていたのですが、今回のような音楽のない世界にされたのは…。
A:長:いや、色々やったんですよ。手話の人に来ていただいてワークショップしたりとか。結局こうなりました。

長:今回、舞台のサイズを最初の予定より小さくしたんですよ。最初の案のサイズを見た時、何か二人が伸び伸び動きそうだったので、それは面白くないなと。少し負荷がかかったほうが面白くなるので。

舞台「100万回生きたねこ」 感想2013/01/12 13:00

@東京藝術劇場
12日昼、13日昼、26日昼夜

言葉少なく、踊りの要素がとても多く、歌はみんな素晴らしく、舞台美術はファンタジックで、音楽は生きていました。
他にはない舞台、本当にそうでした。全体が立体絵本のようで、舞台は額縁に縁どられ両端上方には頭がねこさんの天使が描かれていました。舞台下には生死を繰り返す窓があって、とらねこさんは生死を繰り返すたびにそこから転げてきた。
森山くんの踊りはバレエとは異なり、つま先の力を抜いた、とってもねちっこい踊りだった。そう言えば、歌もねちっこい歌い方だったな。彼なりのねこのイメージだったのかな。
私は彼のモダンミリイでの踊りの方がさっぱりしていて好きだな。
ひかりちゃんは、とっても魅力的でした。1幕終わりの彼女、とっても楽しそうにバタバタ動いて笑顔で、可愛らしかった。
最初に見た頃より、26日には白ねこさんと愛を育むところが丁寧にきちんと伝わるようになっていました。台詞は変わらなかったのに。

いずれにしても、ボトルを逆さにして涙を表現するとか、それをe魚くんがバケツで受けるとか、すべてが幻想的で甘くて、とっても素敵でした。
26日にはフォロワーさんと舞台の合間にお茶を出来て、とっても素敵な時間を過ごせました。26日夜、小栗旬くんと、長澤まさみちゃんが観劇にいらしていました。小栗くんとは幕間にロビーでかなりの至近距離ですれ違い、しかも、振り返った彼と視線があった(驚)!小栗くんは列上手通路側だったので、帽子をかぶって幕間通路側を向いてパンフに目を落としていました。26日昼は綾瀬はるかちゃんがまさみちゃんと同じ席で観劇していたらしいですが、後でついった見て知りました。

26日に感じた変更点
-女の子とねこのとき、本棚に上がる前、あんなにじゃれていたかなぁ?
尻尾に補強が入ったとの噂だったが、観に行ったときは補強はやめたらしい。
白猫ととらねこが一緒に並んで座ったあと、白猫はとらねこの毛づくろいを、とらねこも白猫に同じことをしていて、相手を慈しむ気持ちがでていた。
2階から見たら、2幕メスねこととらねこが会話している時、白猫は後ろの草むらでウロウロしていた。とらねこにもそういうシーンがあった。今までの席では見れなかった。
2階最後列センターブロックだったので、演出全体が見られて良かった。
C列は、サイドのためA列がなく、実質2列目。役者さんをじっくり観れた。

12日との比較。
最初のひかりちゃんの無音のパフォーマンスが、二回目は凄く短く感じた。
2列前になったら床が見えなくなった。
最後の草むらが、ちゃんと光があたって見え方が違った。 白猫ちゃんが板の端で「そう…」を連発していた時、すごく微妙bに足を動かしながら、とらねこちゃんに近づいていた。

舞台は口コミでか、当日券を求める人がどんどん増えていって、26日には100人は並んでいた様子。広島の大千秋楽では、1幕最後の歌を観客と一緒に大合唱したとのこと^^。

舞台「祈りと怪物 蜷川版」 感想2013/01/12 18:30

@シアターコクーン

初日のチケットが取れたことが奇跡で、2階だということにとても文句は言えなかった。前方席だったし、中央だったし・・・。コクーン2階席、初体験でした。
まず、コロスが礼服の着物をまとい出来の悪いラップで言葉を発し、猥雑感が半端なかった。
こうまで違う舞台になるとは・・・。しかも、森田君の独白が追加され、なんだこりゃの舞台になっていた。最後、舞台奥の扉が開き渋谷の横断歩道を市長が毛布をまといズルズルと動く様、既視感。
女三姉妹もなんだか宝塚っぽくて、好きになれなかった。次女は緒川さんの方が良かった。
とどめはパキオテ、大倉くんのパキオテの印象が強すぎて、三宅さんが霞んでしまった。勝俣さんもそう、生瀬さんが色気があってイカれた市長だったので、とても勝俣さんの市長に違和感があった。

役者さんたちの熱は伝わったが、舞台の出来は好みではなかった。ケラ版が好き。

yahoo記事 森田君インタビュー