舞台「MIWA」感想2013/10/26 14:00


東京芸術劇場 列下手

う〜ん、エッグの時のような疾走感はなかった。あの時の驚きと興奮がすごすぎて、野田さんへの期待度が高すぎたかも。キャストは良かったんだけどなぁ。戯曲は、大どんでん返しも、せいぜいが安藤牛乳とアンドロギュヌスと付き人くらいか。
まっ、こんな時もあるだろう。
あ、井上真央ちゃんが良かった。

舞台「五右衛門ロック ZIPANG PUNK」 感想22013/01/02 14:00

@東急オーブ 2階7列

【演出で変わったところを発見】
・「うさぎおわれし~ガマの果て~(略)夜鳴くセミの木の下で~」のところで、杉に張り付いている人形に小林小女が釘を叩く真似をするようになった
【ハプニング】
・「入道さんに食わすなら~」で詰まる春馬くん
・マローネ達が船で逃げようとした時、五右衛門、心九郎、シャルル、猫の目お銀と戦う。戦闘中、蹴り上げたシャルルの靴が客席にポーンと飛んだ。金色の物体が飛んだから何かと思った^^。
・麿さんが三成さんを連れて寝所へ向かうところで、五右衛門登場。不死のおにぎりを食さないことを確認し、五右衛門と春来尼が退場するところで麿さんが「小次郎・・・違った心九郎」と。
・アンコール3回目で古田さんが「あけおめ!てめえら2日っからこんなとこに来て、ありがとうございます!あと2・3日なら頑張れる。うん、あと2・3日なら。自分らまだ時間ある?ある?じゃ、もちょっと遊ぶ?」⇒ZIPANG PUNK 途中から春馬くんが歌った!!!オールスタンディング!!!たっのしかった~!
歌ってみんな引いた後、それでも拍手が収まらなくて、4回目のカーテンコール、古田さん退場時中指ぽんっ!でおしまい。

舞台「五右衛門ロック ZIPANG PUNK」 感想2012/12/29 12:30

@東急シアターオーブ 12/29 8列、12/30 2階7列

29日この演目がこの席で見れたことに感謝。前5列をステージで潰していたので、実質3列目センターでした。
考えてみたら「五右衛門ロック」シリーズは、DVDでしか観ていなかった。初五右衛門でした。
春馬くんのキレキレの踊りと歌、蒼井ちゃんの踊りはバレエが基礎にあるから綺麗だった(バレエやった人の滞空時間って・・・明らかにジャズとは違う)、浦井くんはキラキラのお馬鹿キャラで、古田さんは見え切るときがめちゃめちゃ格好よくて良い声!(しかし他は割と脱力、それが彼の魅力でもあるが・・・)、麿さんはもうね別格でした、これ以上の秀吉さんはこれ以後見れないだろうなと思わされました。その他、新感線の安定の団員の方々。五右衛門シリーズはエンタメに徹していて、スキあらば笑わそうとしてくれる演目。心から笑えてすっきりしました。
大人が全力で大真面目でバカをやる。これぞ新感線!!!

30日の2階は遠かった。
上から見て始めてステージ上に屏風に出てくるような俯瞰図が描かれているのがわかった。ステージ下の演奏者の方も割合よく見えた。演出を見るにはいい席かもしれないが、役者との距離はどうにもならず前日とは段違い。
ただこの日は、2012年の最終だったのでアンコールで五右衛門ロックを大合唱!!!楽しかったーーーーー!

IZOのような作品も大好きだけれど、こういうのも好き。

アワブロすっごい楽しい。

舞台「ZIPANG PUNK」制作発表 その22012/11/16 21:00

新感線blog

古田さん、やる気なさそうなコメントだけど、しっかり体重落として動ける身体つくってるんだもんね、流石です。 「演劇ぶっく」で春馬くんと同じ高さジャンプしていたものね^^。

舞台「ふくすけ」 感想2012/08/11 14:00

@シアターコクーン M列15番

 まずは演出。大人計画さんらしい舞台装置、というか松尾さんらしいと言うべきか。
 全体的にこの社会、この世の仕組みみたいなものに対する若い頃の松尾さんの怒りがストレートに現れた戯曲だという気がしました。生まれてすぐにある不平等、不条理、誰にでも訪れる死は平等。誰でも親は選べないし、身体的な差、家庭の差、地域性いろいろな不平等や事故などの不条理。では、なぜ生きるのに宗教が必要なのか。信仰だけでは足りないのか。盛り沢山な舞台でした。特に答えはなくてもいいと思うし、エネルギーに溢れたいい舞台でした。
 笑いの要素をところどころに散りばめ、重い内容をそうと感じさせない演出でした。

 役者さんでは、阿部さんの長台詞と古田さんの佇まいがよかった。古田さんの純愛、サラサラストレートの髪がよくお似合いでした。それにしても、古田さんの声っていいなぁ。やはり役者さんには合う戯曲と合わない戯曲があると実感した。
 大竹さん、他の舞台のDVDでの印象から感情を外に放出し放題の感じに苦手意識があったけれど、生は良かったです。とくに最初。とにかく訴訟しまくる柄の悪さが笑えました。声の通りもよく、やはり良い役者さんなのだと思いました。
 多部ちゃん、今年2本目の舞台は嬉しかったです。声の通りは、サロメの時に認識済みだったので、今回はどんなキャラなのかに注目。しかし、売春を生業にする役とは驚きました。顔が小さく、バービー人形のようなバランス。最後の「延長しようよ~」の台詞が良かったです。

リーディング「RE 古田新太×宮沢りえ」 感想2012/06/18 20:00

 作・演出の土田さん、「ボーイズタイム」の脚本された方ですね。
 古田さんの間髪いれずにメールを読み上げるタイミング、間によって笑いを起こせるあたり、さすがでした。この人の声は本当に聞き惚れてしまいます。
 最後は、悲しくて泣けた。1夜限りのプレミアライブ、放送に感謝でした。ほかの人のバージョンはまた別の日に。
【追記】
 宮沢ちゃんも良かった。他のVerを聴いて、やっぱりこの人が一番良かった。メールらしい抑制した部分があって、で、やっぱり声がいい。
 ほかの人のは、さわりを聴いたけど、みんな途中で聴くのを止めてしまった。話し方、間、声、やはり誰でもいいわけではないということだ。

@ぴあに土田さんのインタビューあり

<公演情報>
CBGK Premium Stage リーディングドラマ 『Re:』(アール・イー)
作・演出:土田英生
主題歌:瓜生明希葉
■公演日程
2012/3/20(火祝) 14:00/18:00 藤木直人 ×  ベッキー
3/22(木)  14:00/19:00 竹中直人 ×  中越典子
3/24(土)  18:00 古田新太 ×  宮沢りえ
3/25(日)  14:00/18:00 生瀬勝久 ×  仲間由紀恵

当代の人気“演技者”たちがそれぞれの個性を存分に注ぎ込む、新作リーディングドラマ『Re:』(アールイー)。

今年3月に「CBGKシブゲキ!! プレミアムステージ企画」第一弾として上演された『Re:』は、土田英生の書き下ろし新作で、1組の男女が10年間に渡り交わしたPCメールをリーディングするという、現代的なスタイルの朗読劇。

<あらすじ>
 物語は片山なつきという女性が、苦しい恋に悩む友人を助けようと交際相手の男性におせっかいメールを送ったことから始まる。受け取ったのは堂山参太郎。堂山は交際相手本人ではなく単なる彼の同僚だったのだが、なつきは勘違いプラス成りゆきから辛辣な文面を連続送信。「失礼な方ですね」と返信する堂山。やがてふたりは頻繁にメールを交わすようになり…。

 舞台上には椅子と小さなテーブルだけ。しかし、怒ったりふざけたり悲しんだり、俳優が様々な感情を声に乗せメールを読み合ううち、観客は次第に彼らが刻んだ時間、過ごした日々、育み合った愛情の確かさと暖かさを感じ取り、共有していく。


このステージに出演した8人から、以下のコメントが届いた。


藤木直人「距離感が変わったり、違う人にちょっと心が行ったりしつつもずっと繋がり続けたふたり。お客様も純愛として感動できるんじゃないでしょうか」

ベッキー「なつきは最後とかどんどん弱くなっていくし乙女になっていくから…可愛いなって。まっすぐな女性なんだろうなって思いました」

竹中直人「朗読劇だと自分なりの理想的な音があって、それを探りながら…でも、探り過ぎると今度はテンポが落ちるので、そこが難しかったかな」

中越典子「読みながら、竹中さんの顔を見たい、横を向いてみたい、お客さんと感情を共有したいと惑わされそうになったけど(笑)、楽しかったです」

宮沢りえ「堂山さんは魅力的。文書がやっぱり…キュンっと来るところ、ありましたね。女心がくすぐられるような。古田さんもセクシーですし」

古田新太「りえちゃんは声もチャーミング。4組やった中で僕らが一番エロかったんじゃないかなって思います。…ホントの意味でのエロ、エロス」

仲間由紀恵「ぶつかっていけば乗っていけちゃう素晴らしい本だったので、読んでいて自分でもドキッとしました。ストーリーに飲み込まれている感じ」

生瀬勝久「小屋があればできる作品だよね。僕はこの『Re:』をいろんなところで上演したいって思います。できればまた新作も書いていただきたいな」


 演者によってふたりの愛の在り方、見え方が変容するのも本作の大きな魅力。シンプルゆえにダイレクトに心に迫るラブストーリー。

「奥様お尻をどうぞ」 感想2011/08/27 13:00

劇場:下北沢 本多劇場 2列18番

 演劇ぶっくの古田さんのインタビューを読む限り、決して面白そうに読めなかった。「ここらで一発怒られておこうと思った」という台詞からは、実験的で分かりにくくて、お前らになんか分かるもんか的な”怒られる”の意味かと思って行くかどうか真剣に悩んでました。しか~し!観劇前にLUNARさんのHPを読んだら、もう、すっごく楽しみでどこまでばかばかしい舞台なんだろうと期待に胸膨らんでしまいました。
 cube-HPを見て、おぉ~、やってるやってるとうれしくなりました。

 まず、生で大倉さんを拝見したのは今回が初めて。思っていた以上に背が高く、顔が小さい!私の大好きな鍛えた感のある上腕二頭筋は、とってもGOODでした。
 映画「ピンポン」のアクマ役で初めて知って、以後ケラさんの「東京月光魔曲」の探偵役をDVDで観て、いいなぁ~とは思っていましたが、今回惚れました。いい役者さんですねぇ。とても個性的。「独白シーンってあんま経験ないから」と言って(アドリブだと思う)誤魔化しているところすら彼らしくて良かった。大倉さんにしかできない人物造形だなぁと思ったんですよね。そういえば、ドラマ「デカワンコ」にも出ていてうれしかった記憶が・・・。

 劇全体は、笑えました。本当に元気をもらえた。面白いと思うことを何の脈絡もなく羅列したような感じ。
 ケラさんらしい映像の使い方もあったりして、行ってよかったです。
 劇場は、初めての本多劇場(386席)。経年を感じさせる、味のある劇場でした。西口から回って行ったので、裏のショッピングセンターを通り抜けていきました。手書きで”本多劇場へはこのまま真っ直ぐ”みたいな貼紙もあって、おもしろかったです。
 古田さんは、「たいこどんどん」で痩せてから、全然リバウンドしていなかった。でも、彼の面白さは小栗君とやったTV「夢をかなえるゾウ」のガネーシャ役が一番好きかな。

オマケ:今回、東京へ着くなり「眠い」&「何かいる感じ」&「三半規管が狂って、うまく歩けないし、周囲の認識も努力が要る状況」でした。お盆の時(東京じゃないけど)もそうだったんですよね。
 お陰で、駅で人と頭ガチンコしてしまいました。相手の方、ごめんなさい。痛かったろうなぁ。結構、いい感じにぶつかったから。

私の好きなもの遍歴2011/05/28 22:36

現在の好きなもの遍歴(忘れないために)

NHK セカンドバージンの長谷川博己 → 舞台 黴菌
  ↓                  ↓        ↓
舞台 カリギュラ         カリギュラ    ケラさん
  ↓                  ↓
蜷川幸雄              小栗旬
 ↓                   ↓
シェイクスピアシリーズ    花より男子、花より男子2ほか
ムサシ              イケパラ   夢をかなえるゾウ
 ↓                   ↓         ↓
井上ひさし、辻萬長       生田斗真    古田新太
                          ↓(新感線IZO)
                         森田剛


以上により舞台は

 森田剛;金閣寺 7/22,23 in NY
 蜷川幸雄:血の婚礼 8/6
 ケラリーノサンドロビッチ、古田新太:奥様お尻をどうぞ 8/26
 小栗旬:髑髏城の7人 9月または10月(チケット確保未)

の予定が決まっております。
 う~ん、自分が舞台にはまるとは思ってなかった。
 しかも、NYの金閣寺の出来如何によっては宮本亜門さんまで視野に入って来そう。ひぇ~。


 基本、舞台でマイクを使う新感線は好きではないですが、IZOは森田君の書き込み評価が高かったのと、2010年蜷川さんの舞台に出ていたので、演技を見てみたくて思わずDVDを買ってしまった次第。そしてNY。
 そして、すごく近くに小栗旬の長年のファンがいることが発覚し、髑髏城を一緒に行くことになってしまった。チケットとれるといいな。


あと、映画でこれから見る予定なのが
 小栗君のロングインタビュー記載のプラスアクト(本)からコメディ1本見つけた
 コメディ:「大木家のたのしい旅行 新婚地獄偏」
そのほか
 小栗旬:「岳」
 他の方のお勧め:「8月の蝉」

音楽「大木家のたのしい旅行 新婚地獄偏」の主題歌から
 →TRIPLANE

 と、どんどん芸能関係の興味の幅が広がっている。今までぜんっぜん興味なかったのに・・・。
 ただし、TV「鈴木先生:長谷川博己」は途中で合わなくて見れなくなった。


 もともと、カリギュラをDVDで見た後、天地人の石田三成とカリギュラが同一人と気づかず、告らせ屋(古田さんねらい)を見ても「あれ、このハーフの人どこかで・・・。(イケパラに出てた)」というボケっぷり。
 岡田君が今度「宇宙少年」で小栗君と競演するのも、公式HPとか見ても”=イケパラ”にならなくて全然気がつかなかった。
 よくよく見ると、花キミに出ていた役者さんでこの後売れたのって、岡田君と城田君、途中リタイアしたけど水嶋君。結構いい役者さん出ていたんだと実感。お話自体はおバカだったけど、役者さんは確かに若いエネルギーと一生懸命さが画面から感じられて良かった。生田君のコメディセンスもこの時に発見できたしね。

 今度、森田君が悪いキャラ、生田君が笑いキャラのドラマ誰か作ってくれないかなぁ。安っぽい脚本じゃなく、映画「告白」くらい良い脚本で・・・って無理だよなぁ(どんな脚本だよっ)。
 あと、舞台では蜷川さん演出でハムレットを
ハムレット:勝地涼、オフィーリア:多部未華子 のキャストで見てみたいなぁ。

「たいこどんどん」観てきました2011/05/25 13:30

劇場:シアターコクーン
時間:13:30~
席:G列8番(通路脇のため、役者さん近し)

 シアターコクーンの事前予約抽選には敗れたが、別ルートでチケットゲットできました。

 戯曲は事前に読んだ上で、どんな演出をするのか、音楽は?など興味津々で観にいきました。よかった~。
 定式幕、アメージンググレースでのオープニング、鏡を使用していることについては事前に観劇された方のHPで確認済み。

 古田さんがキャスティングされて観に行ったんですが、橋之助さんが良かったでした。立ち方、手足のきれいな使い方、ノックアウトされました。やっぱりただ立ってるだけじゃ綺麗に見えない、舞踊ってすごいんだと再認識。
 戯曲家の井上さんに敬意を表し、たくさんの台詞を略することなく舞台にしたため役者さんたちはさぞや大変だったと思います(WOWOWで「省略は一切しない」と蜷川さんは言っていた)。正味たぶん3時間30分はあったと思います。途中20分休憩がありました。
 劇の時間を気にするあまりか、古田さんは少しなげやりに次の場へ気持ちが動いている風が見えやや興ざめ。まあ、出ずっぱりだったし大変だったとは思います。何だか随分やせたようにも見えたし・・・。

 ですが!最後井上演劇らしく歌があり、その後、自分の実家がつぶれ、時代も江戸から東京へ変わったことを知りどう生きればよいのか狼狽する若旦那(橋之助さん)に桃八(古田さん)の「何にも変わりませんや。鼻から息を吸って・・・」にたどり着いたときには、現在の世の中や、井上さんの気持ちを見事舞台化した蜷川さんや役者さんたちの気持ちがぐっときて、ぼろぼろ泣いてしまいました。

 「世の中がどう変わろうとも、人は生きるんだ」と。息をして、食事をして、食事のためには仕事をして。何にも変わることはないんだと諭された気がしました。

 井上さん、いい戯曲書いてくださったんだなぁ。本当に亡くなってしまったんだなぁ。蜷川さん、スタッフさん、役者さん、いい舞台にしてくれたなぁ。・・・と良い栄養をいただくことが出来ました。

追伸:山崎一さんいらっしゃってました。泣いているのが珍しかったのか顔見されました(わ~い)。