舞台「わたしを離さないで」 感想2014/05/10 13:00

@さいたま芸術劇場 1階C列センター 2回の休憩込みの4時間の長丁場でした。でも、終始緊張感のある舞台で、眠気なんか全く訪れなかった。それくらい良かった。 多部ちゃん、とっても素晴らしかったです。発声のバリエーションが増えると、もっといい役者さんになりそう。 戯曲は、青年期特有の残酷さ、隔離された者の無自覚と保護するものの葛藤、隔離を容認する社会。登場人物の名は日本だったけれど、クローン人間を臓器提供者として育てるというSFちっくなものだった。と 原作カズオ・イシグロ、戯曲が倉持さん。彼らしい言葉の選択を楽しむほど、彼の戯曲に触れていないため、そこは楽しむ要因にはならなかった。 演出は、冒頭と終わりのラジコンヘリや、波濤に本当の水を使うところ、岬でごみ袋を舞わせるところ、随所に蜷川さんらしさが感じられた。

舞台「祈りと怪物 蜷川版」 感想2013/01/12 18:30

@シアターコクーン

初日のチケットが取れたことが奇跡で、2階だということにとても文句は言えなかった。前方席だったし、中央だったし・・・。コクーン2階席、初体験でした。
まず、コロスが礼服の着物をまとい出来の悪いラップで言葉を発し、猥雑感が半端なかった。
こうまで違う舞台になるとは・・・。しかも、森田君の独白が追加され、なんだこりゃの舞台になっていた。最後、舞台奥の扉が開き渋谷の横断歩道を市長が毛布をまといズルズルと動く様、既視感。
女三姉妹もなんだか宝塚っぽくて、好きになれなかった。次女は緒川さんの方が良かった。
とどめはパキオテ、大倉くんのパキオテの印象が強すぎて、三宅さんが霞んでしまった。勝俣さんもそう、生瀬さんが色気があってイカれた市長だったので、とても勝俣さんの市長に違和感があった。

役者さんたちの熱は伝わったが、舞台の出来は好みではなかった。ケラ版が好き。

yahoo記事 森田君インタビュー

舞台「ボクの四谷怪談」 感想2012/10/06 13:00

@シアターコクーン 最前列XB 19番(上手から3番目)

 X列だったので、思っていた以上に上手側だったのだけれど、視界を遮るもののない気持ちよさを味わえました。丁度舞台へ上がる階段が目の前で、役者さんが行ったり来たり。いい席でした。
 舞台そのものはとても微妙だった。小出くんの白ぱんつ姿を間近で見られることなどそうあることではないとは思うが、それにしても蜷川さんらしい猥雑な舞台だった。

----------------以下、ケラさんのつぶやき----------------

 「ボクの四谷怪談」@シアター・コクーン。とんでもなく妙ちくりんなものを観た。メッセージ云々は興味なし。ともかく、もういつ引退してもいいはずの巨匠が、全く安パイに逃げず、こうした異形ともいえる舞台を作り上げたことに驚嘆。橋本治氏の本はさすがに古いが、やり逃げ独特の勢いがある。
 鈴木慶一さんの楽曲群もかなり妙ちくりんで素敵でした。久しぶりにお会いして色々悪巧みました。キャストスタッフの皆様お疲れ様でした。北村プロデューサーグッジョブ。
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 確かにベースはあの「四谷怪談」だった。そこを今の服を着た俳優たちが昔の設定の台詞を言う。話は分かる。演出も蜷川さんらしく通路を使いまくった動きのあるものだった。ほんと、ケラさんの異形という表現がピタリとはまる舞台だった。
 音楽はあまり好みではなかったかな。
 俳優さんでは、尾上松也さんが良かった。お岩役、最後舞台の奥の扉が開いて渋谷の街をバックにしながらTシャツとGパンで走り出してきて見栄を切る。いや~、格好良かったです。
 佐藤君は独白シーンがあったけど、あれ、彼には辛かったろうと想像させられた。
 勝地くんを間近で見られたのだが、思いの他パッとしなかった。佐藤君と勝地くんがタンクトップで歌い踊るシーンがあったのだが、いまいち。身体も歌も踊りもサイコウキュウのヘドを観たあとだったので、全然感動なし。
 色々な意味で、蜷川作品から距離を置こうと思った。残念ながら、私が巨匠の思惑についていけていない。

舞台「ボクの四谷怪談」 前情報2012/08/15 20:28

シアターガイド

 9月17日(月・祝)に、Bunkamuraシアターコクーンで幕を開ける、騒音歌舞伎(ロックミュージカル)『ボクの四谷怪談』。この上演に先立って、演出の蜷川幸雄、音楽の鈴木慶一、佐藤隆太をはじめとするキャスト・スタッフ一同が、舞台の安全と成功を祈願して『四谷怪談』ゆかりの寺社へ参拝した。

 鶴屋南北が、当時実在した女性“お岩さん”の名前を借りて、当時起きた事件を盛り込みながら、虚実ないまぜの物語に仕立てた『四谷怪談』。その上演の際には、ゆかりの地に参拝するのが慣例だ。一行は、東京・豊島区西巣鴨の妙行寺にて、お岩様の墓参りをした後、「お岩稲荷」と称されている、新宿区左門町の田宮神社と陽運寺にも参拝し、おはらいも受けた。

 『ボクの四谷怪談』は、作家・橋本治が、文壇デビュー前に書いた幻の戯曲。南北版をベースとした青春群像劇で、70年代風ファッションに身を包んだ若者たちが、生きる目的を探しあぐね、迷い、焦り、右往左往する姿を描く。

 これまでにも、舞台や映画で『四谷怪談』を手掛けている蜷川だが、「『ハムレット』のように何度やってもやり残した感覚がある」と語る。71年には、急進的な政治運動から転落していく若者を、01年には、バブルが弾ける中で転落する若者を主人公たちに重ねてきた。「明確な敵も見えず、ふわふわとした中に明るい地獄絵がある」と今を捉える蜷川が、本作でどんな現代を描き出すのかに注目が集まる。そして、「『四谷怪談』を軽やかに解体した、橋本さんの戯曲と巡り会ったのも何かの因縁。それこそ歌舞伎じゃないけれど、“さまよう名刀”が手に入ったような気分です(笑)。今までとは違うものを、新しい人たちと一緒に、自由に奔放に作っていきたい」と意気込みを見せた。

 台本には曲調や使用楽曲などの事細かな指定があり、70年代色が強く意識されているという。その音楽を手掛けるのは「ムーンライダーズ」の鈴木慶一だ。鈴木は「橋本さんの言葉のリズムがいいので、すごくやりやすかったですよ。世代も近く、聴いていた音楽も共通しているはず。橋本さんの頭に響いていたであろう音楽を想像しながら作りました」と創作過程を明かした。また、「アレンジには、ロックの“隠しアイテム”がたくさん入っています」「“ウッドストック世代”のみならず、音楽好きなら思わずニヤリとするようなスパイスが効いています」「全体的に『四谷怪談』のイメージには一切とらわれず、“まったくのロックです!”」と、作品について語った。

舞台「血の婚礼」 感想2011/08/05 13:00

新潟 りゅーとぴあ、2列19番

 2列目まで水しぶきを避けるためのビニールシートが席に配備。しっかりと届きました、水しぶき(^^)。
 前の列だったため、役者さんの顔までしっかり観れました。しかし、舞台全体を俯瞰しにくく、演出を見たい人間には不向きな席でした。まあ、想像はついてましたが・・・。
 舞台装置については、BunkamuraのHPなどで確認済み。
 役者さんでいうと、窪塚くんは劇場に声を届かせることに集中していたためか、声が一本調子。感情を推し量れない喋りは私的にはNGでした。話の内容もあらすじは分かっていたんですが、イマイチ心に響いてこなかった。蜷川さんはココのHPで思いをぶつけていましたが、残念ながら感じ取ることができなかった。

 ロルカの「血の婚礼」も、それにインスパイアされた清水邦夫さんの戯曲も読んでいないので、もともと自分の苦手なジャンルの話なのかもしれない・・・。しばらくは蜷川さんの舞台観にいくの、お休みしようかと思いました。逆に宮元亜門さんと森田剛くんは要チェックします!それくらい観劇後の印象が違う。森田君本当にすごかった。早く別の舞台が見たいです。

私の好きなもの遍歴2011/05/28 22:36

現在の好きなもの遍歴(忘れないために)

NHK セカンドバージンの長谷川博己 → 舞台 黴菌
  ↓                  ↓        ↓
舞台 カリギュラ         カリギュラ    ケラさん
  ↓                  ↓
蜷川幸雄              小栗旬
 ↓                   ↓
シェイクスピアシリーズ    花より男子、花より男子2ほか
ムサシ              イケパラ   夢をかなえるゾウ
 ↓                   ↓         ↓
井上ひさし、辻萬長       生田斗真    古田新太
                          ↓(新感線IZO)
                         森田剛


以上により舞台は

 森田剛;金閣寺 7/22,23 in NY
 蜷川幸雄:血の婚礼 8/6
 ケラリーノサンドロビッチ、古田新太:奥様お尻をどうぞ 8/26
 小栗旬:髑髏城の7人 9月または10月(チケット確保未)

の予定が決まっております。
 う~ん、自分が舞台にはまるとは思ってなかった。
 しかも、NYの金閣寺の出来如何によっては宮本亜門さんまで視野に入って来そう。ひぇ~。


 基本、舞台でマイクを使う新感線は好きではないですが、IZOは森田君の書き込み評価が高かったのと、2010年蜷川さんの舞台に出ていたので、演技を見てみたくて思わずDVDを買ってしまった次第。そしてNY。
 そして、すごく近くに小栗旬の長年のファンがいることが発覚し、髑髏城を一緒に行くことになってしまった。チケットとれるといいな。


あと、映画でこれから見る予定なのが
 小栗君のロングインタビュー記載のプラスアクト(本)からコメディ1本見つけた
 コメディ:「大木家のたのしい旅行 新婚地獄偏」
そのほか
 小栗旬:「岳」
 他の方のお勧め:「8月の蝉」

音楽「大木家のたのしい旅行 新婚地獄偏」の主題歌から
 →TRIPLANE

 と、どんどん芸能関係の興味の幅が広がっている。今までぜんっぜん興味なかったのに・・・。
 ただし、TV「鈴木先生:長谷川博己」は途中で合わなくて見れなくなった。


 もともと、カリギュラをDVDで見た後、天地人の石田三成とカリギュラが同一人と気づかず、告らせ屋(古田さんねらい)を見ても「あれ、このハーフの人どこかで・・・。(イケパラに出てた)」というボケっぷり。
 岡田君が今度「宇宙少年」で小栗君と競演するのも、公式HPとか見ても”=イケパラ”にならなくて全然気がつかなかった。
 よくよく見ると、花キミに出ていた役者さんでこの後売れたのって、岡田君と城田君、途中リタイアしたけど水嶋君。結構いい役者さん出ていたんだと実感。お話自体はおバカだったけど、役者さんは確かに若いエネルギーと一生懸命さが画面から感じられて良かった。生田君のコメディセンスもこの時に発見できたしね。

 今度、森田君が悪いキャラ、生田君が笑いキャラのドラマ誰か作ってくれないかなぁ。安っぽい脚本じゃなく、映画「告白」くらい良い脚本で・・・って無理だよなぁ(どんな脚本だよっ)。
 あと、舞台では蜷川さん演出でハムレットを
ハムレット:勝地涼、オフィーリア:多部未華子 のキャストで見てみたいなぁ。

「たいこどんどん」観てきました2011/05/25 13:30

劇場:シアターコクーン
時間:13:30~
席:G列8番(通路脇のため、役者さん近し)

 シアターコクーンの事前予約抽選には敗れたが、別ルートでチケットゲットできました。

 戯曲は事前に読んだ上で、どんな演出をするのか、音楽は?など興味津々で観にいきました。よかった~。
 定式幕、アメージンググレースでのオープニング、鏡を使用していることについては事前に観劇された方のHPで確認済み。

 古田さんがキャスティングされて観に行ったんですが、橋之助さんが良かったでした。立ち方、手足のきれいな使い方、ノックアウトされました。やっぱりただ立ってるだけじゃ綺麗に見えない、舞踊ってすごいんだと再認識。
 戯曲家の井上さんに敬意を表し、たくさんの台詞を略することなく舞台にしたため役者さんたちはさぞや大変だったと思います(WOWOWで「省略は一切しない」と蜷川さんは言っていた)。正味たぶん3時間30分はあったと思います。途中20分休憩がありました。
 劇の時間を気にするあまりか、古田さんは少しなげやりに次の場へ気持ちが動いている風が見えやや興ざめ。まあ、出ずっぱりだったし大変だったとは思います。何だか随分やせたようにも見えたし・・・。

 ですが!最後井上演劇らしく歌があり、その後、自分の実家がつぶれ、時代も江戸から東京へ変わったことを知りどう生きればよいのか狼狽する若旦那(橋之助さん)に桃八(古田さん)の「何にも変わりませんや。鼻から息を吸って・・・」にたどり着いたときには、現在の世の中や、井上さんの気持ちを見事舞台化した蜷川さんや役者さんたちの気持ちがぐっときて、ぼろぼろ泣いてしまいました。

 「世の中がどう変わろうとも、人は生きるんだ」と。息をして、食事をして、食事のためには仕事をして。何にも変わることはないんだと諭された気がしました。

 井上さん、いい戯曲書いてくださったんだなぁ。本当に亡くなってしまったんだなぁ。蜷川さん、スタッフさん、役者さん、いい舞台にしてくれたなぁ。・・・と良い栄養をいただくことが出来ました。

追伸:山崎一さんいらっしゃってました。泣いているのが珍しかったのか顔見されました(わ~い)。