舞台「あかいくらやみ」 感想2013/05/11 18:00

@シアターコクーン

 事前に戯曲をさっと読んでおいたので、何とかついていけたが、この観客に理解を求めないつくりは長塚さんらしいなと思った。
 憎悪は残るかもしれないけれど、今生きているそのことこそ最も大切なものって書きたかったのかな。  小栗くんは、とっても良かった。久しぶりに舞台の上の彼をいいなと思った。背が高くて、顔が小さくて、身体のバランスが突出して格好良かった。声よし、姿よしのいい役者さんでした。

映画「髑髏城の七人」 感想2013/01/05 11:00

@新宿バルト

先行上映、行ってきました。
去年観たお舞台、席が下手端っこだったので見切れが結構あったので楽しみにしていました。
もうね、らんべさんの殺陣の美しさったらないな。以前の時より舞っている感じが少なくて格好良かったのがそのまま映像になってる。うん、あの白い衣装の立ち回りは永久保存だと思った。でも、彼の朱雀のお舞台だとイマイチなのよね、相手が映像だったりとかして・・・。
天魔王さま、顔芸がドアップで沢山使用されていたが、らんべさんとの立ち回りはもう少し編集なしのロングスパンで観たかった。結構アップに編集されていた気がした。何にせよ、全般的にはとっても良かったです。
あと、聖子さんがね、やっぽりお舞台そのままでとっても良かった。ほんと、ほかの人ではこうはならない。

個人的にはやっぱり舞台は生が良い。全体が見れるし。でも、生ものなので、記録は必要だなと思いました。DVDには是非、稽古シーンをいっぱい入れて欲しいものです。




ゲキシネ「髑髏城の七人」 公開日決定2012/08/29 20:25

上映日 2013年1月12日(土)に正式決定
(一部、【新宿バルト9】のみ1月5日(土)より先行公開)

初日挨拶や、お煎餅まきなどもあるらしい。
しかし、12日は「100万回生きたねこ」昼夜あるし、未來くんは欠席かな。
それとも5日に初日挨拶?

公式HP

映画「キツツキと雨」 感想2012/03/21 21:15

十日町シネマパラダイス

 全編通して、心がほっこりする映画でした。
 そして特筆すべきは小栗くん。いい身体してますねぇ。上半身に比べて下半身が少し細すぎな感じはあるけれど、上半身は文句なく素晴らしかった。って、何観てきたんだ?という感じ。
 彼、顔が小さく、手足が長く、身長もある、現実離れした体型。大きな体に蚤の心臓だった彼が、役所さんや他の人たちと接する中で大きく変わる物語。役所さんも、息子役の高良くんとうまく意思の疎通が出来ていなかったけど、自分の子供と同じくらいの小栗くんと接触することで、態度を変えていく。
 映画のテンポや編集などは好みではなかったけれど、役者はよかったです。小栗くんのあのボサボサ頭も、話し方も役柄に合っていた。後半話し方が少し堂々としてきて、彼の声の良いところも十分堪能。役所さんも、いい役者さんだってつくづく思いました。

「キツツキと雨」 ロングバージョン予告2011/12/12 21:45

 ロングバージョン予告がUPされていた。TIFFでも言っていたけど、ユーモラスな映画の様子。

映画「クローズ」 感想2011/11/23 18:32

 「13人の刺客」が良かったので、同監督の過去作品、こちらも観てみた。

 監督の好みが良く分かる映画でした。後半の抗争シーンに、仲間の手術や歌のシーンを挿入していた。全編を重くならないように、笑いや友情などを織り交ぜていた。丁度良いさじ加減でした。
 「情熱大陸」でこの映画の撮影シーンが出ていた。抗争シーン、どうみても殴っていない(当たり前だけど)。でも、カメラのアングルと音で、結果、十分対戦しているように見える。ハイスピードカメラを使っていたりして、撮影中と結果を比較すると監督の意匠が分かる。
 小栗くん、ここで山田くんと競演していたんですね。

 三池監督、今年「一命」が公開されている。「切腹」のリメイクなんですよね。漫画、成田美名子さんの「花よりも、花の如く」に出ていたので、一度観てみたかった映画です。

映画:「切腹」
主演 仲代達矢
<逸話(from Wikipedia)>
 終盤の津雲半四郎演じる仲代と沢潟彦九郎役の丹波の、護持院原での決闘では殺陣に使われる竹光ではなく真剣が使われており、文字通り命懸けの撮影であった。

東京国際映画祭 10月22日、23日2011/10/23 16:02

 22日のオープニングで、映画「セイジ-陸の魚-」の監督と森山くんがグリーンカーペットを歩いている姿がupされました。動画はこちら。
 確か「髑髏城の七人」で、小栗くんと共演するからと思って、興味を持った人なんだよなぁ。それまで知らなかったなんて嘘みたい。
 髪、切ったんだ・・・(by モテキ口調)。おまけに、珍しく茶色。「僕たちの戦争」以来の短さではないだろうか。

 23日たった今、ustreamで「キツツキと雨」のインタビュー風景が配信されていました。小栗くんの髪、サイド随分刈り込んでましたね。最初、すごく緊張していたのか俯くシーンが多かった彼。でも、途中笑顔が見れて安心しました。
 なぜ心配したかというと、中島さんのサイトで捨之介の人物造形が周りから賛否両論だったことと、それが小栗くんの演技そのものの評価へも直結したらしいことが伺えるから。しようがないよなぁ、基本、演出家が望む役を演じるのが役者だもんね。
記者会見風景は、こちら

 「セイジ」の記者会見の配信も期待しよう。

追記:グリーンカーペットのインタビュー UPされていました。
 インタビューは映画とは全く関係のない方向へ・・・。龍力さんPR・・・?

舞台「髑髏城の七人」 感想2011/10/05 12:30

青山劇場 I 列 1番

がっつり12:30~16:00までの舞台でした。(休憩20分含む)

 舞台にプチ花道があったので、役者さんがすごい近く!!!
 すべての役者さんが全力で作り上げた舞台、とっても楽しめました。歌舞伎発祥のころは、歌舞伎ってきっとこんな感じに軽快だったのではないかと思ってしまいました。今回は、勝地くんがいっぱい見得をきっていましたね。

 既に観劇された方のHPで、以下の点を強調されていましたが・・・

1.早乙女太一の殺陣は芸術的、スピードがあり華がある。彼を目当てに行ったわけではないけれど、目が彼を追ってしまった。
2.小栗くんの殺陣が早乙女くん、森山くんに劣る。

 私が実際に観劇して思ったことは

1.森山くん、個性的な天魔王に仕上げてるなぁ。この台詞、こう言うのぉ?というくらい作りこんでいた。笑っちゃいました。

2.小栗くんの声のトーンが、私の知っている彼の声より高かった。マイクのせい?殺陣は大分頑張った様子、早乙女くん、森山くんに負けていなかったと思いました。彼らしい殺陣だったと思う。

3.勝地くんの兵庫、すっごく良かった。一本木で思わず手を差し伸べたくなる兵庫。声も前より良い声になった気がする。アクション部分もだいぶ頑張ってましたね。

4.河野まさとさんの三五、彼だから作り上げることのできたキャラだった気がする。裏切りを繰り返す嫌なキャラのはずが、ぜんぜん憎めない・・・。っていうか、笑えた。

5.高田聖子さんの贋鉄斎、えぇ~女の人がやるのぉ、と思っていたけど、蓋を開けてみてビックリ。こんなキャラになるのかと・・・。板の上で身悶えしていたのは、演出段階で追加になった部分なのか、アドリブだったのか分からなかった。笑えました。

6.早乙女くん、冷静な蘭兵衛というキャラを作り上げたのか、地なのか分からないけれど、台詞回しが淡々としていたせいか、前半台詞が聞き取りにくかった。でも、太夫に撃たれても、最後まで天魔王を庇うシーンは良かったでした。信長を慕い、ともに最期を遂げることができなかった悔しさや、信長を失った後、どう生きてよいのか悩んできた感じが出ていました。

7.仲さん、ずいぶん頑張っているのだろう。大分喉をやられていましたね。

8.小池さん、頑張っていましたね。しかし、残念ながら、ぜんぜん色っぽさが出ていなかった。太夫なら立ち姿、振る舞い、物言い、歌舞伎などからもう少しいいとこ取りして欲しかったです。まあ、これも好みの問題なのでしょう。


 とにかく、劇団☆新感線の脇固めが素晴らしかった。
 小説「髑髏城の七人」から、役の名前や、御柱衆の呼び名、その他いろいろな設定、随分変わっていましたね。
 小説では忍びの小太郎と捨之介こと小太郎との会見シーンがあったけれど、ばっさりカットになっていた。太夫が兵庫に惚れるシーンもカット。御柱衆が信長に”ましら衆”と名を変えて報告されたいきさつや、御柱衆や雑賀衆が秀吉に追われたことも、雑賀衆と蘭兵衛が一緒に行動することになったいきさつも省略。中島さんが、「小説なら書けるものを」と書いたものであったことを再認識。小説を全部こなしていたら、あまり長すぎて舞台として成立しないもののねぇ。
 戯曲本を読むと、磯平のあの瀕死の白鳥のシーンは演出で追加されたものらしい(笑)。あれ、すごく笑えました。兵庫の「くんろ」→「苦労(くんろう)はかけねぇ」と言い直すのも演出での追加みたい。あと、本物の鳩が出てきたのは驚きました。

 小栗くんは本のインタビューで「森山くんは天魔王にも笑いを入れたいみたい」とあったけど、小説を読んでいる限り”どこに笑い?”とツッコミを入れたくなるキャラだったのだが、観てビックリ。なんて強烈な天魔王・・・。森山くんは、映画「モテキ」のインタビュー時期と被ったせいか、「髑髏城」のインタビューが本当に少なくて、残念でした。彼の天魔王という役に対する考え方をもっと知りたかった。

 全体として、それぞれの役者の個性が粒だった良い舞台でした。それぞれの俳優にしかできないキャラというものが出ていた気がします。劇団☆新感線の舞台を通しで観たのは「IZO」以来という偏った目線ですが・・・(笑)。

追伸1:(削除)
追伸2:森山くんはやっぱりダンスが見たい。扇子で伊賀の忍びを倒すシーン、もう少し扇子を投げて取ってといった動きがほしかった。っていうか、自分で出来もしないでリクエストするのも何なんですが・・・。早乙女くんの扇子を使った舞があまりにすごいので、つい・・・。2月の森山くんのチケット取れるといいなぁ。

Nya's Manorさんのレポ、なるほど~と読ませていただきました。

「宇宙兄弟」クランクアップ、「荒川UB」も・・・2011/07/08 22:19

小栗君、7/3に映画「宇宙兄弟」、無事クランクアップしたようですd(^-^)。

2012年春公開予定
<キャスト> 南波六太:小栗旬
南波日々人:岡田将生
伊東せりか:麻生久美子
星加正:堤真一
真壁ケンジ:井上芳雄
六太やせりかと共に宇宙飛行士を目指すメンバーに、新井浩文、濱田岳、塩見三省


ドラマ「荒川アンダー ザ ブリッジ」のエピソード0の放映日も決まりました。
<放送スケジュール>
TBS 7月19日(火)24:55~
MBS 7月23日(土)24:30~

<キャスト>
市ノ宮行(通称・リク):林遣都
ニノ:桐谷美玲
村長:小栗旬
星:山田孝之
シスター:城田優 などなど人気俳優さんがずらり・・・。


どっちも、すごいキャストだと思う。仕上がりが良いことを期待します。
今日、小栗君のインタビューが載っている「演劇ぶっく」が届きました。写真の様子だと、宇宙兄弟の六太の感じ。10月に見に行く舞台「髑髏城の七人」の様子が読めるかと思って買いました(^.^)。
後日感想アップします。

TVドラマ「スマイル」脚本家「宅間孝行」2011/07/02 20:45

 宅間孝行さんは、2009年4月17日~放映のドラマ「スマイル」の第1話から第9話までの脚本を担当した方です。

 最後の2話、篠崎絵里子さんに交代しました。一人の脚本家が全話を担当する事を前提にスタートしたドラマとしては、これは極めて異例の事だそうです。
 視聴率が低迷したため(低いときで7.1%)に、脚本の内容の変更を求められた宅間孝行が、「内容を変更したら自分の作品ではなくなる」と言い、自ら降板したためだそうです。宅間孝行さんが構想していた最終回は、実際に放送された物とは正反対の内容だったと言そうです。

 今日、朝日新聞でこの宅間さんの考えていたことと繋がる記事が出ていたので書き留めます。

**** 朝日新聞 be より(紀伊国屋書店 市橋さんのコメント) ****
 小説「阿Q正伝・狂人日記」で日雇い仕事をして生計を立てている男は、家もなく、容姿も醜いため、いつも村人から馬鹿にされていた。だが、自尊心が強く、どんなにののしられ、なぐられても、「常に自分が勝利している」と考える独自の思考を持つ男。この男が、最後は無実の罪を着せられ、銃殺刑にされる姿を、現代社会に投影して読める。

 「底辺に生きるものへの冷ややかな視線は、時代や場所が変わっても再生産されるものだと感じた」(市橋さん)
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 これを読んだとき、脚本家宅間さんが書きたかったもの、言いたかったものが分かった気がしました。主人公が偏見などにより、無実の罪を着せる冷たい部分を持った社会。彼は依然として変わらないこの社会に怒り、この脚本を書いたんだと思います。もしかしたら、彼の周辺でこういうことが起きたのかもしれない。彼の本で最後まで見たかったです。
 ただ、ああいう松本潤くん、見たいファンはいないと思います。放映時間を深夜枠にして、イケメンさんじゃない人でやったら結果は違ったと思います。かっこいい人は、容姿を生かした役で見たい人が多いと思いますから。
 ヘビーそうなあらすじだったので、見なかったんですが、このドラマに出ていた小栗くんが「林誠司役、すっげえおもしろかった。」とインタビューで言っていたので見ました。確かに見るのはつらい内容でしたが、脚本家さんの心意気感じられてよかったです。