平成25年度文化庁文化交流使 森山未來(俳優)2013/09/16 19:08



動画あっぷ、とても嬉しい。
そうか、イスラエル拠点なのですね。無事に交流期間を終えて帰ってきてくれることを祈ります。
たくさん、沢山、その身の内に抱えられるものをもって帰ってきて欲しい。行き先がダンスカンパニーなので、彼のダンスがまた観られるといいなぁ。

舞台「100万回生きたねこ」 感想2013/01/12 13:00

@東京藝術劇場
12日昼、13日昼、26日昼夜

言葉少なく、踊りの要素がとても多く、歌はみんな素晴らしく、舞台美術はファンタジックで、音楽は生きていました。
他にはない舞台、本当にそうでした。全体が立体絵本のようで、舞台は額縁に縁どられ両端上方には頭がねこさんの天使が描かれていました。舞台下には生死を繰り返す窓があって、とらねこさんは生死を繰り返すたびにそこから転げてきた。
森山くんの踊りはバレエとは異なり、つま先の力を抜いた、とってもねちっこい踊りだった。そう言えば、歌もねちっこい歌い方だったな。彼なりのねこのイメージだったのかな。
私は彼のモダンミリイでの踊りの方がさっぱりしていて好きだな。
ひかりちゃんは、とっても魅力的でした。1幕終わりの彼女、とっても楽しそうにバタバタ動いて笑顔で、可愛らしかった。
最初に見た頃より、26日には白ねこさんと愛を育むところが丁寧にきちんと伝わるようになっていました。台詞は変わらなかったのに。

いずれにしても、ボトルを逆さにして涙を表現するとか、それをe魚くんがバケツで受けるとか、すべてが幻想的で甘くて、とっても素敵でした。
26日にはフォロワーさんと舞台の合間にお茶を出来て、とっても素敵な時間を過ごせました。26日夜、小栗旬くんと、長澤まさみちゃんが観劇にいらしていました。小栗くんとは幕間にロビーでかなりの至近距離ですれ違い、しかも、振り返った彼と視線があった(驚)!小栗くんは列上手通路側だったので、帽子をかぶって幕間通路側を向いてパンフに目を落としていました。26日昼は綾瀬はるかちゃんがまさみちゃんと同じ席で観劇していたらしいですが、後でついった見て知りました。

26日に感じた変更点
-女の子とねこのとき、本棚に上がる前、あんなにじゃれていたかなぁ?
尻尾に補強が入ったとの噂だったが、観に行ったときは補強はやめたらしい。
白猫ととらねこが一緒に並んで座ったあと、白猫はとらねこの毛づくろいを、とらねこも白猫に同じことをしていて、相手を慈しむ気持ちがでていた。
2階から見たら、2幕メスねこととらねこが会話している時、白猫は後ろの草むらでウロウロしていた。とらねこにもそういうシーンがあった。今までの席では見れなかった。
2階最後列センターブロックだったので、演出全体が見られて良かった。
C列は、サイドのためA列がなく、実質2列目。役者さんをじっくり観れた。

12日との比較。
最初のひかりちゃんの無音のパフォーマンスが、二回目は凄く短く感じた。
2列前になったら床が見えなくなった。
最後の草むらが、ちゃんと光があたって見え方が違った。 白猫ちゃんが板の端で「そう…」を連発していた時、すごく微妙bに足を動かしながら、とらねこちゃんに近づいていた。

舞台は口コミでか、当日券を求める人がどんどん増えていって、26日には100人は並んでいた様子。広島の大千秋楽では、1幕最後の歌を観客と一緒に大合唱したとのこと^^。

映画「髑髏城の七人」 感想2013/01/05 11:00

@新宿バルト

先行上映、行ってきました。
去年観たお舞台、席が下手端っこだったので見切れが結構あったので楽しみにしていました。
もうね、らんべさんの殺陣の美しさったらないな。以前の時より舞っている感じが少なくて格好良かったのがそのまま映像になってる。うん、あの白い衣装の立ち回りは永久保存だと思った。でも、彼の朱雀のお舞台だとイマイチなのよね、相手が映像だったりとかして・・・。
天魔王さま、顔芸がドアップで沢山使用されていたが、らんべさんとの立ち回りはもう少し編集なしのロングスパンで観たかった。結構アップに編集されていた気がした。何にせよ、全般的にはとっても良かったです。
あと、聖子さんがね、やっぽりお舞台そのままでとっても良かった。ほんと、ほかの人ではこうはならない。

個人的にはやっぱり舞台は生が良い。全体が見れるし。でも、生ものなので、記録は必要だなと思いました。DVDには是非、稽古シーンをいっぱい入れて欲しいものです。




映画「北のカナリア」 感想2012/11/10 10:50

@Tjoy長岡 最前列20番

 坂本監督と小百合さんの舞台挨拶付き
 席はA列を使用しなかったので、一番前でした。席ももっと上手かと思ったら思いのほか真ん中。しかも、おふたり上手から入場してこられたんです!!!
 映画を観るには辛い席だったけれど、お二人を見るには最高の席でした。

<インタビュー>
監督;子供たちは歌声だけのオーディションだったので、演技経験がない子供達ばかりだったんですけど、島国の子供っぽくて良かったと思っています。

監督:合唱は1人練習の必要な人がいて・・・。
アナ:それはどなたが。
監督:秘密です。(だって、カッチ・・・)

監督;最後の合唱シーン、スタート前に小百合さん、みんなに背を向けて(黒板に向かって)5分くらい20年分の気持ちを作ってたんですよ。
吉永:えっ、そんなに長くなかったと思います。三分くらい…。

監督:あの合唱シーンは、別に上手く歌うところを撮りたかったわけではなくて、涙でグッチャグチャになってても良かったんですよ。 僕は、泣いてましたから。

 映画そのものは、木村さんのカメラらしいなぁと思いながら観ました。
 お話的には、のぶちゃんと電話で話した時点ではる先生はまっすぐ彼のもとに行けたはずなのに、敢えて島を指定し、彼のもとへ向かうまでにすべての同級生の元を訪れるのは行動として変だとは思った。

※「月刊シナリオ」読んだら、大事な台詞を聞き漏らしていたことが判明。「もう一度、分校のみんなと歌いたかったなあ。」と彼が電話口で言ったから、はる先生は島を指定したんですね。そして、生徒たちに会いに行った。いやぁ、この台詞のあるナシで映画の辻褄がぴったりとはまったことに驚きました!生意気な感想書いてごめんなさいって感じです!

 冷静に考えたら「被疑者逃亡の補助」ととられかねない。のぶちゃんが自首した方が罪が軽くなるのに、敢えて逃走を指示、変だと思う。まあ、これは脚本の問題なので目を瞑ってしまえば全く問題なし。
 映画はそんな不自然さを吹っ飛ばしてしまうくらい良かった。観る前は「重い」と言われていたので覚悟していたのだけど、子供たちの歌声に救われた。もう、あの歌聴いただけで涙が出てきました。
 これは「のぶちゃんの映画」だった。生まれてからとても厳しい人生が続いて、やっと得られそうだった家族候補さえも失う。心の底から愛することができる人が出来た彼の喜びを思うと、後の展開が本当に辛い。森山くんが悲しい目を求めた訳が分かりました。これだけしんどい人生だと死んだ方がマシと思いたくもなるだろう。
 のぶちゃんが「生きなくちゃいけないのか。」と問うたとき、はる先生がしきりに彼の胸とかをさするところは、母親が子供にする仕草だなと思った。吉永さんは、どのシーンも「母」だった気がする。
 あ、でもトオルさんの崖のシーンはシリアスになれませんでした^^。「崖っぷち」とかおかしなこと言うから~。

「100万回生きたねこ」 記事2012/11/05 19:34

カンフェティ12月号 ちょっとおぼっちゃま^^

映画「北のカナリアたち」 完成試写会2012/10/03 21:33

@東京国際フォーラム

MANTAN WEB ここ、写真が多いし、この写真絶品!トミー!

^^^^^^^^^^^^^^^^^記事(森山くんのところだけ抜粋)^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
 歌のシーンについて、森山さんは「単純にきれいな声ではなくて、20年をへて、どういう時間を過ごしてきたかを確かめながら、共有しながら表現した」とその難しさを語った。



この礼服の黒はトミーを連想させる。存在感ありすぎ^^!

「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ ファイナル」感想2012/09/29 13:00

Zepp Diver City 東京 昼L列22番、夜L列18番

スガさんHPを見ると、やっぱり映像化はしないらしい。訳詞をしたとき、あまりに森山くんからガンガン注文が来るから頭に来て、自分が歌うつもりで手加減なしに譜割りしたそう。スガさんは、自分の詩は音に乗りにくくて難しいのに「アイツは完璧に歌いこなしていた。引いたね。」みたいなことを雑誌のインタビューで言ってた。

 今回は後方席センターブロックだったので、全体を少し引いて見れました。音も映像もZeppの方がずっとよかったけれど、会場はやっぱりO-eastのスタンディングが一番良かった。後ろを気にしないでずっと体を動かしていられたから。

 今回観て、ようやくお話の流れと曲の流れの整理がついた。

ギター、マスクをして登場
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イツァーク、2階席から拡声器でセリフを言いながら舞台へ移動。ほかのバンドメンバーも続々スタンバイ。
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ヘドウィグ、上部のお立ち台から登場。ポールを伝って舞台へ降りる。そして、ライトスポットを浴びると同時にマントを広げ「分かる?私はゆるい天国とゆるい地獄のあいだに立つ日本の新しい壁。壊せるものならこわしてみな」的なことを言ってTear me down
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曲の最後でイツァークとかぶって歌うので、イツァークのマイクを奪い&イツァークを突き飛ばし、マイク2本で「引き裂いて~」と絶唱。
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(最初の頃は、ここで放射線測って「渋谷、O-east、0.08マイクロシーベルト、マスク外してようし」って台詞があった)ご当地おしゃべりタイム「まぁ~、全国から選りすぐりのブス。ブス全国物産展」などと客いじり。
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「イツァークから今日の一言」
「怖くない、怖くない」or「ガンシップは空気を切り裂くけどメーヴェは風に乗るの」のナウシカネタ
「イツァークはあの蒼き衣をまとったビッチを敬愛しているの」
「今日は私の片割れ探しの旅へようこそ。(ノーシスの歌っている画像)その曲は私の曲よ、あんた何もかも忘れたの?私のフェラの味も!そもそも、本当に半身なんているのかしら。彼が私から去っていったのは彼が私の半身ではなかったから、はっ、まさか私から?(この辺うろおぼえ)一体何人の人間が私の上を通り過ぎていったか、みんなで一緒に遡上ってみましょう」「」
「原子力の爆発で壁が作られ、その中に犯罪者や普通の世界に住めない人間たちが住むようになった、売春婦のママと原発作業員のパパの間になんと五体満足の私が生まれましたとさ。他にも子供はいたんだけどね、やっぱりアレで、皆長くは生きられなかったの。だから私はいつも一人だった。」
「ラジオから流れてくるある音楽を聞くと、この私の小さなおちんちんのあたりがムズムズするのを感じたの。そう、徳永的に言うなら壊れかけのレイディオ。その時パパが教えてくれたの「それはね、ロックって言うんだよ」と。(何も聞こえない、何も・・・)うるさいわね、そんなにキラキラ歌わなくていいから!っていうか、ココそんなに徳永重要じゃないから。その時、私は知ったの。この壁の向こう側には私が見たことも聞いたこともない、たくさんのキラキラしたもので溢れているってこと… 。
 それからというもの、パパはロックを聞くたびに私のココを優しく愛撫してくれたの。その頃はエクスタシーなんて言葉も知らないくらいだったけど、あのときの感覚はずっと覚えていたわ。ある時それをママに見られちゃって「ガラガラ、あんた何やってんの?この変態!!」ロック=変態、それが私のトラウマ&アイデンテテー。パパは出て行っちゃったっきり帰ってこなかった。ママと私はまるで全然ぴったりじゃないのにテーブルの上に置き去りにされた2個のジグソーパズルみたいだった。その時、ママが聞かせてくれたおとぎ話があるの」
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Origin of Love
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「教会の前を通り過ぎたとき、中からとても低い声で聖書を読んでいる声が聞こえたの。彼は米軍から派遣されたルーサー牧師といった。それからは、毎日協会へ通い膝まづいて彼の声を聞いていた。ある時彼はゆっくりと私の方へ歩いてきて、優しく私の後頭部を抱いたの。そして、その立派にそびえ立った神の御子を私の顔に押し付け始めた。あ、ちょ、ちょっと、私はこれは試練なんだと思ったわ。彼の片手には聖書、片手に私の頭。」
マイクをあれに見立てて、口の中でしごかれる様子を再現。ギーターのJUONくんorセイヤさんが最後のイっちゃう声を上げる。
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「彼は召された後、にっこり笑って私の舌の上に飴をのせてくれたの。それからはもうルーサーというスウィーツに溺れちゃったわよ。アーメンからのザーメンからの・・・。」
ルーサー「ヘイBaby、君が女の子じゃないなんて信じられない。君にはもっと可愛い衣装が似合うよ」「えっ、でも僕こっ、こんな女の子みたいなスカートとか ははいたことないし」(台詞中、イツァークスカートとぬいぐるみつきの首飾りをヘドにセット)で、スポットライト「えっ、踊るの?」
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Sugar Daddy
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「ハァハァ、その日彼は召された後、舌の上に指輪を載せてくれた」「ママ、彼は本当に僕のことを愛してくれているんだ。ママの顔はピッタリと止まったままだった。それから一生動かないんじゃないかと思うくらい時間が経ったあと」「ほなら、ママのパスポートの写真張り替えて使い。」「ママが壁のこっち側へ来る前に作ったパスポート。壁のこちら側で生まれた私には戸籍も何もなかったから。」「これ持っていき」「ママは商売道具のカツラをくれた。ベージュ色のボッサボッサのだっさいカツラ。」
「ヘイBaby、それだけじゃダメなんだ。壁の内側の人間が外に出るには徹底的に身体検査されるんだ」
「でもそれじゃぁ僕が男だってすぐにばれちゃう」「大事なことをするときは、人間何かちょっとだけほかさなあかんときがある。大丈夫、お母さんそういうことしてくれるお医者さん知っとるから。こんなとこにおるくらいやから、麻酔も使えへんようなお医者やけどな」「えっ、やだよ」で、スポットライト「えっ、ここどこ?」
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「えっ、何動けない、縛られてる?えっ、麻酔なしでココ切るの?イタタタタ」でソーセージを掲げる
「えっ、何血が出てる!まさか、女になった初日から生理?!2日目には傷は塞がった。そこには1インチの肉の盛り上がりが。僕のペ○スがあったところ、オ○○コなんか一度もなかったところ」
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Angry inch
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「そうして、私は壁の外に出ることができたの。でも1年後、ルーサーは新しい恋人を作ってさっさと私を捨てた。それから・・・、(爆撃音)はい、壁崩壊っと。え?ママ?知らない。しぶとい人だったからね、死んじゃいないと思うけど。どこかへ逃げたか、収容所に入れられたか。」(上からスーツケースが落ちてくる)カツラを拾い上げ Wig in a Box
 ↓
バンドメンバー紹介「ま、ここはね、アドリブで私が出したお題を連想してメンバーに演奏してもうらうというとてもスリリングな一種のプレイのようになっています。まぁ、だいたい6:4の割合でとてもうまくいくんですが、時々あれどこいっちゃうんだろみたいな(笑)」(お題に対して演奏する順番も本番で決めていた”on ギター!キジMAX”みないなのりで)「あ、一人大事なの忘れてた。イツァーク。んーーー、私の旦那?彼氏?ペット?あ、お稚児さん。ま、なんでもいいわ、金曜日の夜から金曜日の夕方まで私の床山さんから肉便器まで、イツァーク!(客席に向かって)あ、ダメダメ拍手しちゃ、暴走しちゃう暴走しちゃう。この子おもしろいでしょう?爆撃された瓦礫と死体の間で踊り狂ってたんだから。そこで拾ってきたの。このこチン○もマ○コもないのよ。一人で成立しちゃってるんだから、やばくない?」  ↓
「暑い・・・、この衣装ものすごく重いし、暑いのよ。カツラもヅラヅラだし、メイクもすごいことになっちゃって、ちょっと、イツァーク私お色直ししてくるから、あんたちょっと場つないでおいて頂戴。(客席に向かって)私がいない間に盛下がんないでよ。」
 ↓
Random Number Generation by イツァーク
 ↓
「何でまたあそこに戻ったかって?私ね、ぶっちゃけ、もう時間ないなって思ったの。もう27だったしね。やっぱり、アレのせいで長生きできないだろうって思ってたし、ちょっとだけ27で死ぬことに憧れてもいたのよね。ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョップリン、ジム・モリスン、ブライアン・ジョーンズ、カート・コバーンみんな27で死んでるでしょ。だから、死ぬ前にもう一度見ておきたいなと思って、そして出会っちゃったのよね、あのジーザス気違いに。彼を見たとき、何だか雷に打たれたような気がしたわ。崩れた教会で奇跡的に残ってたイエスキリスト像の前で彼ったら、自分のナニをしごいてたんですもの。彼の名はトミー。彼には名前をあげたわ。トミー・ノーシス。ノーシスはギリシャ語で知識っていう意味。でも私なんかがあげられるのは、音楽、ロックの知識だけだった。彼の額に打ち付けられた十字架から音楽という泉が溢れ出したの。」(トミーの映像「今まで僕にずっと付き添ってくれた人がいる。それは僕自身。さぁ、皆僕の泉に飛び込んでおいで!」)「私の歌を持ち逃げした彼はロックスターになりましたとさ。」
 ↓
Wicked Little Town
 ↓
「トミー:キリストは、神っていう存在から僕たちを守ってくれているんだよ。大体神様は変だよ。(聖書の最初の方の林檎の木の話とか)(アダムとイヴの話)アダムは・・・だし、イヴは知りたがりで・・・(イヴはもとはアダムの肋骨で、2人で1人だった話をする)。

quiさんつぶやきより:「ねぇヘドウィグ、君は、神の子イエスキリストが僕らを、世界を救済してくれていると思う?」「ねぇヘドウィグ、僕にも林檎をくれない…?」「ねぇヘドウィグ、君は、アダムでもイブでもないの?」

(自分の記憶に戻る)
ねえ、ヘドウィグ・・・僕の中へ戻っておいで。(トミー驚いて一瞬身を引く)えっ、えっ、何今の、もいっかい触ってもいい?」「あんっ」「えっ???ヘドウィグ、君は女の子じゃないの?」「分からない。」「分からないって、散々人を気持ちよくさせておいて、え、もいっかい触るよ。あ~、そっかぁ、壁の向こうの人って、そうかぁ」「トミー、落ち着いて。よく聞いて。あの・・・」「やっぱ、だめだ。僕には無理だ。」(トミー、去り際に)「ここは楽園なんかじゃなかったよ」「トミー!!」
 ↓
The Long Grift
 ↓(最初の歌い出しはヘドだけど、途中からギターとイツァークへ)
(ヘド、階段に座り髪を解く)「ねえ、イツァーク、見てよこの様。あ、私トミーに知識をあげたけど、イヴが手に入れたのは知恵の木だったわよね、知識と知恵って何か似てるけど、全然真逆のこと・・・。原爆2世がさらに被爆しちゃったわぁ、笑えるわー(悲しそうに言う)。イツァーク、私たちお似合いね。」「僕らの体が人工で作り替えられても、僕らの体は僕らのもの。命は・・・飛ぶ鳥。」(ヘドにキスして突き飛ばす&走り去る)「こんなに神に見放されたのに、灰にもなれないなんて、…中途半端な神様よねぇ… 」
 ↓
Hedwig's lament(物凄く強いエフェクト)からExquisite Corpe
 ↓
ヘドの衣装を脱ぎ捨て、蛍光塗料を全身に塗り階段を上って消える
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イツァーク:ロウソクに火を点け「・・・僕らは血を吐きつつ生きていく」火を消し退場
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トミー下半身黒のロングスカートで登場:「・・・彼女が今どこでどうしてるか知らないけど」と言って Wicked Little Town
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舞台上手にいたイツァークが階段を上り、トミーは階段を降りる。すれ違いざま、イツァークがトミーを少しだけ舞台へ押す。イツァーク階段上部から退場
 ↓
Midnight Radio 「みんな上げろ手を」で御神渡り
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舞台暗転、トミー階段上部から退場
 ↓
アンコール:キースヘリングのガウンで My Way
気分で+トミー版 Tear Me Down、森山版 Angry inch 主に千秋楽(私は一度も聞けなかった)
大千秋楽では、当初参加していたJUONくん、スガシカオさんがアンコールで登場したらしい。

まあ、大体は合っていると思う。多分。詳しくはココ!
結局全ての回に大根監督はいた様子。よく見かけた。これって、中々できないこと。客席も豪華だった。Twitterでいたことを知るばかりだったけれど、古田新太、満島ひかり、椎名林檎、宮藤官九郎、スガシカオ、女王蜂のアヴちゃん、チャットモンチー(敬称略)などなど。

舞台「ヘドウィグ」 感想2012/09/09 20:46

O-east 9/8 13:00と17:00 スタンディング下手
9/9 指定2列15番

 楽しかった~!!!!!!!!!!!!
 もうっ、サイコー!!!!!!!!!!!!!!!
 8日昼、整理番号8番だったから最前列必死だったのに、道に迷い、すでにスタンディング客入れ終わった後に追加で入った。まさかの4列目くらい。でも、彼が一弾低い足場に一歩踏み出すと、ほんっとすぐそこだった。トミーになってから、こちら側にダイブしてくれて、身体を送る触手になれるところだったのに、直前で落ちちゃった。アンコールでも落ちてた。スタンディング、人が少なかったかな。
 途中で気分悪くなった人がいて、最後は2列目で観てた。
 あの古臭いロックをどう料理したのかとても興味があった。さすがに、日本語はスガさんの詩でも乗りが悪い感じは否めなかった。でも、アレンジと歌い手さんは最高!Twitterで「今までで一番すごい!」の声が出た舞台だった。
 森山くんは1,2曲歌うとすぐに二の腕が汗でキラキラしてきて、その筋肉の美しさに惚れ惚れ。衣装替えしてからの露出は控えめだったけど、最後のトミーは腰から下、黒のスカートのみ。彼の上半身は汗で彫刻のように美しくて、歌うたびに動く腹筋とか、なんだかもう綺麗すぎて・・・。トミーになってからの彼はとても美しかった。歌も。最後のマイウェイでも上手にダイブしたけど、触手が足らず落ちてた。でもすごかった。そして、お昼のプレイは小沢一郎さん。

 8日夜公演、昼のテンションが高すぎたので、たった2時間で休憩になったのかと心配したのだが、要らぬお世話でした。
 さらに上を行った。スタンディング席は暴れられるので誠に良いのだが、1時間前から会場で待機、さらに公演で2時間、このスタンディングを1日2回こなすのはとても辛かった。夜はライブが始まる前から腰や首に疲れが来ていて、最後まで持つのかとヒヤヒヤした。
 この回のプレイは、森の中を抜けて人が集まっているところで生贄に。
 1日何組がこの円山町でセックスしてるかは私のすぐ前の人に・・・。ああ、答えたかったよ「東京ドームいっぱい」って。彼の顔も手もすぐ近く。昼の回に比べて下手側にいることが少なかった気がした。立ち位置的に。ダイブもわりとセンター寄りでしてたかな。
 マイウェイでは、自分もジャンプ!!!すっごく楽しかった。

 9日、スタンディングのように場所取りの必要がないので、ああ、疲れた身体には優しいと思った。でも、踊り狂いたくても後ろが気になって何もできん。最後のマイウェイでは、周りが立ったのでようやく立てた。
 視界は見上げるのではなく、丁度目線が舞台くらいでした。でも暴れる方が楽しかったな。
 スタンディングエリアは3回の中で一番人が一杯。ダイブも2回とも成功でした。
 舞台は、前日とやることを少しチェンジしてきた。笛を吹かせるのを下手に、何人がセックスしているか聞くのを上手に。ソーセージを齧るのも上手に移動。ダイブは、トミーの時に上手、アンコールで下手。びっくり((((;゚Д゚))))だった。森山くんの顔が目の前にあるんだもん。柵を超えて目の前に!!!指定席中央通路から2階へあがり、煽る煽る。まりこちゃんもスピーカーの上に上っちゃって、もう、なんだか凄すぎて。
 この回のプレイは、アニマル浜口親子でした。
 森山くんの歌でCDが欲しい。ずっとずっと彼の歌を聴いていたい。そう思った。

 ヘドウィグやトミー役の話し方、声のトーン、間の取り方全てに森山未來を感じた。ああ、どんな役をやってもその役者さんにしかできない表現があるんだと実感。
 人がこんなにも大きく見えるものなのかと驚かされた舞台でした。
 アンコールの後の彼は、本当にやりきった感あふれる顔で去っていった。

 翌日の1回目の東京千秋楽は、つぶやいてくれた人がいたので、そのレポを。
「キースへリング柄ガウンで登場するや椅子席もばーっと立ち上がったの震えたな。「トミー・ノーシスでTear Me Down」と始まった“僕たちバンドの独断”ダブルアンコール、熱狂のソロ回しに入り踊り狂い「次!後藤まりこ!」て叫んだ瞬間、あっ森山未來!ってなった、んでマイケル入ってたw 」
もう、読んでるだけで嬉しくなった。彼の才能を観れることに乾杯!

ツイを見ていると、椎名林檎さん、宮藤官九郎さん、満島ひかりさん、スガシカオさんなど豪華な客席。
 大根さんは、公演終了後3回とも出口にいたけれど、決してTwitterで舞台のことに言及しない。不思議。

このサイト、写真良すぎ^^。

ライブ「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」記事22012/09/04 18:56

exciteレビにすごい記事出てた。読んでるだけでニヤけてきちゃう。

森山未來ってエヴァンゲリオンみたいだなあ……。
前からうすうす感じていたが、ロック・ミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」で大暴れする彼を見て、その思いは一層強くなった。
碇シンジじゃないのだ。エヴァンゲリオンなのだ。
ドラマ版EPISODE19「男の戦い」でシンジくんが乗ったエヴァがケモノのように暴走する名場面を実写化するなら(エヴァ、ハリウッドで実写化?とかいう話あった気がするが、進展してるのだろうか)、演者は森山未來しかいない。

「私たちには、もう、EVAを止めることはできないわ……」
リツコさんはそう言う。舞台後半の森山はまさに「私たちには、もう、森山未來を止めることはできないわ……」と思わされた。
衣裳を脱いで全身にある仕掛けを施した姿は鮮烈で、初日は客席にダイブし、客席の三方を取り囲む柵の上によじ上り、平均台を渡るかのようにその上を歩きながら観客を煽る姿は最高にクレージーだった。

森山未來がここまでする「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」とは、いったいどういう作品なのか? 
ただひたすらに愛を求める、孤独な主人公の身を切られるような狂おしい思いを描いた、身悶えしちゃうほどいいお話である。

森山演じる主人公ヘドウィグはロックミュージシャン。男から女になる性転換手術に失敗して男性器の部分が1インチだけ残ってしまった(それで、アングリーインチ=怒りの1インチ)男でも女でもあり、男でも女でもない人物。
全身全霊で愛した少年トミーに捨てられ、曲も奪われてトミーのほうがスターになってしまうという悲劇に遭いながらも、自分の半身のような存在を求め続ける。
そんなヘドウィグの半生を、彼のライブで語り歌うという趣向になっている。

幕が開くと、森山はドラッククイーンふうの衣裳に身を包んで登場する。ヒールの高い靴をはき髪も盛りまくりだ。
まず、カラダで笑いをとる森山に観客の心はつかまれ、いつしかヘドウィグのライブに来た客のようになって、舞台上のヘドウィグの身の上話に聞き入り、歌に盛り上がる。

初日は、喧噪のステージの途中でカツラがずれるは、サングラスのレンズが一枚とれるは、森山はボロボロになっていたが、その姿がヘドウィグのボロボロの心の表れのようだった。
森山未來はあらゆる状態を味方につけてしまう、ライブの申し子のような人だ。

こんなふうにライブの楽しみのある舞台。元はオフ・ブロードウェイで初演され、熱狂的な人気を得て世界各国でも上演されたもの….
マドンナやデヴィッド・ボウイにも愛された作品で、映画化もされた。 日本では森山の前に、三上博史と山本耕史がヘドウィグを演じているが、過去2作と比べて森山版は、かなり新しいヘドウィグだった。

森山へドウィグは、上演台本と演出が「モテキ」監督の大根仁、訳詞がスガシカオ、共演者に「ミドリ」のヴォーカル後藤まりこ(今回が初舞台)という、演劇の枠を超えた新鮮な布陣に支えられている。

注目すべきは大根仁が書いた上演台本。
舞台を近未来の日本に置き換えた大胆なものだった。
原作だと、ベルリンの壁が崩壊して、分かれていた東西ドイツが統一されたという歴史的な大事件と、人間はなぜひとりではいられないのか、という紀元前から語られている命題を重ねて描いている。
今回、きっと「モテキ」のファンもたくさん観に来ているだろう。その人たちにとって、ベルリンの壁はピンと来ないかもしれないものなあ。

森山、大根版のヘドウィグは、ある事故により、立ち入り禁止区域として日本の中で隔離されてしまった場所で生まれ育った人物という設定になった。
今の日本の先行き不安で閉塞的な状況なら実感しやすく、よりヘドウィグの心情に入り込みやすくなったともいえる。

物語の重大なテーマは「ひとつになりたい」という思い。
ヘドウィグと運命の恋人・トミーが森山の2役なので、ヘドウィグにとってトミーが「切り離されたもうひとりの自分」のようなかけがいのない存在である、という思いもわかりやすい(この演出は、今回オリジナルではなくスタンダードなもの)。

物語の後半、ヘドウィグとトミーの境界が曖昧になっていくところが森山の真骨頂。エヴァンゲリオンの覚醒である。
この瞬間、神が降りてきたんじゃないかという衝撃が!!

「さて人間の原形がかく両断せられてこのかた、いずれも半身も他の半身にあこがれて、ふたたびこれと一緒になろうとした」
これは、古代ギリシャの哲学者プラトンの著書「饗宴」にある言葉。(岩波文庫 久保勉訳)。
人間が元は男女、男男、女女の、ふたりが繋がっていたが神の力で引き裂かれてしまったため、今でもその分断されたもうひとりの自分を探すのだと、その本には書いてある。
2000年以上前、紀元前の大昔から、「赤い糸」レジェンドを、おっさんが書いていたんですよ。ステキですね。しかもプラトンってBLなんですよ。

ヘドウィグはこの「饗宴」が元にあるお話で、森山未來はこの真理を、たったひとりでカラダで表現してしてみせたのだ….
さすがダンサー。さすが、かつて、虫になってしまった人間を演じた(『変身』)こともある才能だ。

少年よ神話になれ、じゃないが、森山未來よ神話になれ とばかりに、神話に変化した森山の肉体は、さらに客席へ「ひとつになりたい」願望を求めていく。
全身全霊で咆哮する森山ヘドウィグに促されて、観客は右手を上げる。その手は磁石のように舞台へとジリジリと引っぱられていく。
客席にダイブしたり、唄いながら客席のまわりの柵を渡る森山に、観客はひとりふたりと立ち上がっていく。
ライブとはまさに、みんなが「ひとつになる」神話的な儀式である。

そういえば、「モテキ」も「誰かと繋がりたい」話だった。モテない主人公の幸世の心の叫びは切実だった。
森山が主演した映画「苦役列車」(山下敦弘監督)も、原作と違うところは、主人公・貫多が、やっぱり「誰かと繋がりたい」と強く思っていることだ。

ところが、森山未來が演じると、繋がりたいという希求を超越して、どんなことがあっても私は私!という、開き直りにも似た解放感へと向かっていって痛快だ。ドラマ版の「モテキ」や「苦役列車」のクライマックスの主人公の突き抜けた感じを思い出してほしい。
しなやかな筋肉をふるわせ、魂を絞り出すように歌う歌も、男でも女でも男じゃなくても女じゃなくても、ふたりでもひとりでも、あっち側でもこっち側でも、私は私と叫んでいるように聴こえてくる。
古代ギリシャの人間論も関係なく、あらゆることから自由でありたい。どんな境遇でも受け入れて、そのまま突き進みたい。
日本のあの事故を扱うにはもっと配慮を、という声もあるかもしれないが、それでも叫ばざるを得ない、ひとりの男がそこにいる。
ただ生きること。
それが希望なき今の日本への不器用なまでの怒りの表明と祈りだ。

やっぱり森山未來、最強。
こうなったら、舞台エヴァンゲリオン、森山未來主演でやってくれないかな。あ。はてしないエネルギー量でいったら「進撃の巨人」だって演じられそうな妄想にとらわれた。
(木俣冬)

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