舞台「4 four」感想2012/11/23 13:00

@シアタートラム 整理番号97番→席101番

整理番号だったから早く劇場に行ったんですが、席は指定でした。
床はフラットで、そこに箱馬を置いてクッションを載せれば椅子の出来上がり(^^)。殆どスタッフの方がやってくれました。席は正面入り口の下手側階段を下りてすぐのところでした。最後列でしたが、もともと前に4人くらいしかいなかったので、役者さんはとても近かったです。
入口サイド上手隅に白井さんがいらっしゃいました。
役者はフロア全体を使い、お客が座っている間を行ったり来たり。丁度通路側だったので、脇で役者さんが演技していてドキドキした。池鉄さんなんか、私を同僚に見立てて、その肩越しに台詞を言うもんだから、もうっ…いい声だったなあ。
お話は、殺人被害者の家族がワークショップで死刑について個々の立場でモノローグを言っているらしいというもの。それも「らしい」と分かるだけ。裁判員、法務大臣、刑務官、未決囚を野間口さん以外の四人が代わる代わる演じた。途中お話が行き詰まって役を交代してみたり。 とにかく最初から最後まで緊張の連続でした。お話の全体像がつかめないことと、役者さんの移動が客席にまで及ぶこと、さらにお話が「死刑」を巡ってのものだったので。野間口さんはずっと端で控えていたが、出番少なかったなあ。高橋くんがこんなにいい役者さんだったとは知りませんでした。小栗くんとの共演を観て以来。野間口さんは、すごく台詞が少なかった。もったいなかったな。あれでも増えたらしいですが・・・。
疲れもあって途中意識が朦朧としたけど、何とか持ちこたえました。でも、すごい舞台だった。観に来て良かった。

こちらのHP、すごくよく記載してあります。

舞台「ボンビックス モリwith ラッシュ」感想2012/11/23 19:00

@世田谷パブリックシアター J列14番

席は舞台に向かってわりと半円形に近い配置だった。
suさんが「前に座っていたピンクのストールの方、ホリプロの偉い方です」と教えてくれた。アフタートークのゲストだった森山開示さんも同じ列だった。めちゃめちゃ良い席だった。
舞台は、最初一人の恰幅のいい男性が出てきておしゃべり。自分の大事な怪物が逃げてしまったといいながら動かす手の動きがもうすごかった。手だけが意思を持って勝手に動いているような錯覚。一緒に住んでいるという兄弟を携帯に見立てたバナナで呼び出す。兄弟はトランクを持っていた。自分たちが兄弟であることなどを話して二人は退場。
ラッシュ、舞台中央には裸電球がひとつぶら下がっていて、椅子が10脚円形に置かれていた。トランクを持った人、ワンピースを着たペア。男性ペアがそれぞれ離れて座っていた。身体、体、からだ、とにかく動きが魔法のようだった。
歩きに相当する動きは、背中を丸めて、小刻みなステップで動く。印象的だったのは、靴下を履いたら、まるでスケートリンクのように踊りだしたこと。綺麗だった。
次の演目はお蚕。糸を使って色々に踊っていた。音楽がクラシックだったため、後半意識がとんだ。気がついたらカテコでした。
奇妙な世界でした。ダンサーの身体の動きはすごいのに、表現するものが、なんともファンタジックだった。