ライブ「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」記事2012/09/03 19:44

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 後藤まりこにとって初挑戦となる舞台公演、ロック・ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』が、8月29日(水)渋谷O-EASTで幕を開けた。

 『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』は、1997年よりオフ・ブロードウェイで初上演されて以来ロングランを記録し、世界的にも大ヒットをおさめた作品。2001年に映画化もされ、マドンナやデヴィッド・ボウイなど、数々のセレブリティ達も熱狂し、舞台・映画共に世界中に一大ブームを巻き起こした傑作ロック・ミュュージカル。日本でも熱狂的なファンを生み出し、三上博史や山本耕史主演による日本版舞台も話題となった。
 そして今回は、森山未來主演、大根仁演出の『モテキ』コンビが全く新しい解釈で手掛け、オリジナルからがらりと設定を変え、3・11から数十年を経た近未来の日本、立ち入り禁止区域の壁の中にある巨大なスラム街を舞台としている。

 舞台が暗転すると、イツァーク役の後藤まりこが2階客席後方から登場。トラメガで詩的なメッセージを放ちながら観客の間をぬってステージに上ると、その直後ステージ中央天井より、大きなマントをまとった森山扮するヘドウィグが、ドラッグ・クイーンさながらのド派手な衣装で降臨。あまりにインパクトのあるオープニングに、観客からはどよめきと歓声があがった。

 人生初の女装役となる森山の圧倒的なステージパフォーマンスと、初舞台であることを感じさせない後藤の堂々としたたたずまいは、新しい「ヘドウィグ・ワールド」をこれでもかと堪能できる濃密な時間を提供してくれる。

 「今まできまりごとをしたことがないので、(物語を)咀嚼するのが大変だった」、「けれども、森山さんらがサポートしてくれて楽しくやれてます」と語るように、ステージ上での息もぴったり。スガシカオによる訳詞や、音楽監督の岩崎太整をはじめとする豪華ミュージシャンによる演奏も大きな見どころだ。

 また、舞台としては珍しい、前方のみオール・スタンディングという会場のつくり(渋谷O-EASTのみ)でも、未体験なライヴ・パフォーマンスを存分に楽しませてくれる。

 ロック・ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』は、東京公演が8月29日~9月10日にShibuya O-east、大阪公演が9月14~17日にZepp Namba、名古屋公演が9月22~23日にZepp Nagoya、福岡公演が9月25~26日にZepp福岡で上演される。さらに9月28~30日、東京・台場のZepp DiverCity Tokyoで千秋楽を迎える。

コメント

_ manicure ― 2017/05/04 21:31

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